【評価感想】鯉(KOI)

こんにちは。蓮根です。

今回は、公式の紹介ページを読んでいて気になったゲーム。「鯉(KOI)」。
タイトル

ジャンルが「アドベンチャー/パズル/アクション/音楽」ってなっている。

これまで、この4つを並べて納得いくようなゲームがあっただろうか。

アドベンチャーとアクション、アクションと音楽はOK。Beat Maniaとかはわざわざ言わなくてもアクションだろうし。
アクションパズルも問題なし。フラッピーとか、ザ・キャッスルとかすぐに名前を挙げられる。
だが、3つになったら急に厳しい。

アドベンチャー、アクション、音楽で迷宮組曲?は無理がある。アドベンチャーじゃない。精一杯背伸びしても音楽アクションゲームだ。
アクション、パズル、アドベンチャーでロマンシア?あれをパズルとは言わない。
ジーザスはミニゲーム込みなら全部のジャンルを並べても納得、、いかないか。ミニゲームは反則だよね。反則負けだね。

と過去のゲームを思い返していたら、4つ備えた完璧なゲームがあった。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」だ。これだ。
アドベンチャー、アクションは問題なし、ゼルダならパズルも納得してもらえそう。そして、サブタイトルがオカリナ。オカリナ吹くし。楽器だし。音楽に異論はないだろう。

さて、買う前にハードル上がった感じがするけど、そのまま購入。
魚のゼルダになれるのか。

 

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

D評価

 

内容

主人公は金魚に見えるけど、たぶん鯉だ。赤い鯉。綺麗な池でスタートする。
スティック操作で自由に泳げる。これがアクションゲーム部分ね。
鯉泳いでいる

最初の面はゲームの説明をしながら進める感じだ。丁寧に説明されて迷うことは全くない。

近くにいた、他の色の鯉に近づくと後ろをついて泳いでくる。そのまま、同じ色の花のつぼみに連れて行くと花が咲いた。
花が咲く
同じようにして何色かの花を咲かせると、次の面への道を塞いでいた木の枝が動いて、次の面に進めるようになる。

進むと、大きな魚が泳いでいる。
当たるとしばらく動けなくなってしまうので、うまく避けながら仲間の鯉を花の所に連れていくのだ!
敵の魚

あれ、アドベンチャーとパズルと音楽は?

さて、先に進んだ面は水辺の雰囲気が変わる。
急流があったり、夜の池があったり。全体的に画面が綺麗で、特に急流は雰囲気があって好きだった。
急流

このゲーム、収集要素もある。1つの面に、ジクソーパズルのピースが4つ隠されていて、それをすべて取るとストーリーを見られるようになる。各面のピースを集めていくとストーリーがわかってくるのだ。
ストーリーを見ると、主人公の鯉が泳ぐ理由が判明する。これがアドベンチャー部分か。。

どんどん進むと、進めないところがある。鯉を連れてきただけじゃ花が咲かない。ここで画面に15パズルのようなものが表示され、クリアすると花が咲いて進めるようになった。
パズル
いや、確かにパズルかもしれないけど。唐突すぎるよね。何の脈絡も無いよね。

さて、後は音楽。だが、音楽をどうやって絡めるんだ?

そう思っていると、やっぱり進めないところがある。そして木の枝がある。木の枝についた葉が光って音が鳴る。同じ順番で葉を選択すると。通れるようになった!
光る順番当て

まさか、これが音楽部分か!これってサイモンじゃない?サイモンでしょ?サイモンだよね?

知らない人のために一応説明すると、昔サイモンというゲームがあったのだ。
4方向の四角が光って音が鳴る。最初は1回。光った方と同じ方向ボタンを押すとクリアで、次は2回。また光った順番を覚えて同じように押すとクリア。すると3回、、、というように延々と続く記憶ゲームだ。

これを音楽ゲームと言う強気さも嫌いじゃないけど。ねえ。

ゲームバランス

死ぬことは無く、難易度はものすごく低い。
雰囲気とストーリーを楽しむものだと思うので、そう考えたらバランスは悪くないかも。

コスパ

不快感は無い。でも、面白くない。
収集含めて3時間掛からずにクリア。500円とは言え、コスパは低いと思う。

感想

フライハイワークスの広報に文句言っていいと思う。

もし、「時オカ?ゼルダ?ゼルダで魚っていったらゾーラ族だよね?ミファーだよね?鯉っていうか恋?」とか言っている人がいたら、すぐに止めてあげて欲しい。ミファー様は関係ありません。
もしかしてツッコミ待ちだったか。これだけ釣られると、してやったりと言われているかもしれない。もしや、魚だけに釣りだったのか。

これは正しくジャンルを評価すると、環境ゲームか、癒しゲームだと思う。遊ぶゲームではない。

楽しみ方は、色々な水辺の雰囲気の中で魚を泳がせてぼんやりするゲームだろう。
見た目が綺麗で、ぼやっとしながら鯉を泳がせてのんびりする。人によっては癒される。そういうゲームだ。
1つでも好きな雰囲気の面がある人は、楽しかったと言ってあげて欲しい。
簡単に「クソゲー」の一言で済ませるのはやめよう。ただ、万人向けで無いのは間違いない。

こんな人におすすめ

癒しが必要な人
フライハイワークスのボケにのってツッコんでみたい人