【評価感想】スチームワールドディグ2

こんにちは。蓮根です。

今回は「スチームワールドディグ2」。
タイトル

前回レポートしたスライムの野望はまあまあってくらいだったけど、つくりは凄く丁寧だった。まったく手抜きがない印象だ。
それで、フライハイワークスのゲームを買ってみようと選んだのが、これ。

掘るゲームで装備を強くしていくっぽい。
2000円と少しお高めだけど、楽しそう。掘るゲームといえば名作揃いというイメージがある。

何といっても、掘ると言ったらホリ・ススム。「ミスタードリラー」だ。あれはハマった。2色ステージのスピード感、最高。面白かった。
そして、歴史に燦然と輝く掘りゲーム、「ディグダグ」がある。あれもハマった。ポンプ連打。超連打。面白かった。
更に更に、掘るパズルと言えば「モールモール」。やってみたかった。。

画面を見る感じだと、横から見た土を掘るゲームで、岩があるから落として敵を倒したりするのか。
ディグダグをオマージュした感じ?

ところで、気付かなかったけど、ヒューマン・リソース・マシーンもフライハイワークスだった。
意外にフライハイワークス買っていてびっくり。あれもしっかりとつくっていたし、フライハイワークスいいかも。

 

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

S評価

 

内容

ゲームを始めると、いきなり荒野に1人いるシーンから始まる。
しかも、遠くをカラスが飛ぶ演出から、
オープニング1

荒野で1人、キャンプをしているシーン。
オープニング2

映画かよっ!ってくらいカッコいい。
グラフィックも絵を描いたみたいで、雰囲気がある。

主人公はドロシー。どうやらラスティという人を探しているらしい。
探し人ラスティ

これは2というだけあって、前作があるようだ。探し人も前作の主人公。
最初は探し人は知らないし、スチームボットだ、ベクトロンだ、シャイナーだと、知らない言葉がたくさん出てきて、面くらう。

でも、大丈夫。
人の話を聞いたりしていくうちに、わかりやすく説明されていく。
この先も知らない言葉をどんどん使う感じで進むんだけど、出来の良い本を読んでいるかのように、ストーリーがすっと入ってくる。
エンディングまでストーリーで夢中になれること請け合いだ。

さて、ドロシーはラスティを探しに町まで行くことにする。
荒野を歩き、ジャンプし、岩を壊して進んでいく。最初できる操作はこの3つだ。
掘る操作

だが、ちょっとしたハプニングで地下に落ちる。エロくないハプニングだ。
そこでステーションを見つけドロシーの機能が強化される。ステーションを見つけるたびに機能が強化され、できる操作が増えていくのだ。
ステーション発見

例えるなら、ゼルダでアイテムを手に入れて出来る操作が増える感じ。
昔で言えばブーメランやフックショット、BotWで言うならマグネキャッチやビタロックを手に入れると出来ること、行ける場所が増えるでしょ。それと同じ感じだ。
最後まで行くと、本当に移動方法が変わるくらい機能強化される。クリアしてからやり直したら、最初ってこんなんだっけ!?とびっくりした。

成長要素はそれだけでない。
掘った鉱物を売ってお金に換えられるんだけど、お金で装備を買うことができる。
装備アップグレード

ツルハシやランプ、バックパックなど10以上の装備をレベルアップできる。
そして、レベルアップするとギアアビリティが解放される。

ギアアビリティに手持ちの歯車を着けるとその能力が解放される。ツルハシならダメージがUPしたり、バックパックなら持てる鉱物が増えるや近くにある鉱物を吸い寄せたり。
歯車を入れ替えて色々なギアアビリティを試してみて、強い組み合わせを探していける。
ギアアビリティ選択

無事に町にたどり着くと、町長に住民が詰め寄っている。
どうやら大きな地震が発生していて問題になっているようだ。
町民の騒動

ドロシーと途中で出会った相方のフェンはラスティを探すために、ラスティが向かったという地底に向かっていくことになる。
フェンとドロシー

その中で地震の謎に巻き込まれて、広い地底の世界を旅することになっていくのだ。
地底の胞子の森

地底のジャングルや、火山の中の工場など、ギミックに富んだ世界がある。
地底火山

ゲームバランス

本当に素晴らしい出来だと思う。

まず、ストーリーが良い。
言ってしまえばおつかいゲームなのだが、それを感じさせないストーリー展開とセリフ回し。

町の人たちも、色々と考えながら暮らしている。
不満があったり。諦めていたり。子を思う親の気持ち。
ちょっとしたセリフなんだけど、とてもスチームボット達が生き生きとしているのだ。

そして次にアクションの良さ。

操作がストレスなく、掘ることに夢中になれる。
また、鉱物がいっぱいになったら一度換金する、ランプの灯が消えたら一度町に戻る、などというのもタイミングが良い。絶妙なバランスで成り立っていると思う。

また、成長要素も素晴らしい。

ギアアビリティシステムが楽しく、少し足りないところを補える。
歯車には限りがあるので、どれを装着するか悩むことになるが、それも良いバランスだ。

コスパ

2000円と高いけど、パッケージソフトと思うくらいの出来の良さ。
クリアまでは約15時間。楽しい時間を過ごせる。

感想

ゲーム自体は実はすごく単純だ。
強い敵が出てくるわけでもない、難しいアクションがあるわけでもない。

ただ、目的地に向かって掘っていって、途中で鉱物を手に入れて換金する。
装備をグレードアップし、また歯車を手に入れたらギアアビリティで機能向上する。
あるタイミングでステーションで操作自体が増える。

言ってしまえばこれだけだ。

だが、このゲームはそのすべてを楽しんでできる。

掘ること自体、どうやって掘っていくかを考える必要がある。
取り返しがつかないようなことはなく、どう掘ったら足場がうまくできるか、それくらいだ。
ちょうどいいんだと思う。

パズル的な要素もある。おまけアイテムをどうやったら手に入れられるか、少しだけ頭を悩ませる。

アドベンチャーの要素はふんだんにある。
隠し通路は沢山あるので、探し始めたら飽きないだろう。

ジャンルとしてはゼルダと同じ、アクションアドベンチャーというべきだ。
ゼルダよりも難易度は低く、万人が楽しめるだろう。

「面白いゲーム」と言われたら、ダウンロードソフトならこれ、と自信をもってお薦めできる。
ぜひ、一度試してみて欲しい。

おすすめ対象の人

何か面白いゲームをやってみたいんだけど、という人
ゲームって初めてなんだけど、何からやってみたらいい?という人