【評価感想】(4人プレイ)Overcooked(R) – オーバークック スペシャルエディション

こんにちは。蓮根です。

今回はOverCooked。

このゲーム、みりんちゃんが買って1人で遊んでいたのだが、皆で集まって遊ぼう!と4人プレイした。
1人プレイの感想はみりんちゃんに任せるとして、4人で遊んだレビューをしたいと思う。

人が集まることが少ないし、1人で楽しめるのか不安な人はみりんちゃんのレポートを見てみてね。

内容

料理アクションゲーム。
ステージ制になっていて、客からの注文を沢山提供できると点数が上がる。
点数によって、星が1つから3つ貰えるようになっている。
評価の星

ステージをクリアすると次のステージが解放されるが、ステージをプレイするには必要な星の数が決まっている。なので、星1つでクリアし続けると、星が足りなくて先のステージがプレイできなくなる。

この辺のルールは、コンバット サーチアンドレスキューと一緒だ。今どきなのかな。

ステージによって、提供する料理がおおまかに決まっている。
例えばスープ。スープのステージでは、オニオンスープとか、トマトスープとかマッシュルームスープとかの注文が来る。

スープのレシピは簡単だ。
同じ種類の野菜を3つ、切って鍋で煮込むだけ。
スープの作り方

野菜をストッカーから出して、まな板に置いて、ボタンを押せば野菜をカットする。
カットした野菜を持って鍋に放り込む。鍋がコンロの上に置いてあれば煮込まれるから、次々と野菜を投入すればよい。
コトコトと少し煮込んだらスープの完成だ。
完成したスープは鍋を持って皿に置けば、皿に移せる。
皿を厨房への提供スペースに置けば、注文を消化したことになり点数が入る。

スープ以外にも、ピザとかハンバーガー、ブリトー、フィッシュアンドチップといった料理がある。
基本的にアメリカンな料理ばっかり。フィッシュアンドチップスはイギリスか。

スープは煮込むだけだからいいけど、もう少し手順が多いものもある。
例えばハンバーガーなら、バンズを用意する。それに切った野菜と切った肉を焼いて乗せる。

一番大変なのはブリトー。
タコスをまず用意する。それに入れる具材は2種類。
肉(しかも注文によって、鶏肉か牛肉か)を切って、フライパンで焼く。これが1つ。
そして何かわからない白い塊(春雨?)を鍋で茹でる。これが1つ。
その3つを合わせてようやく料理完成となる。
ブリトーの作り方

更に、皿はステージによっては洗わないといけない。
客に注文出した皿が返却されるので、洗い場で綺麗に洗うのだ。皿不足で悩むステージは結構多い。

オペレーションが多くても、操作は簡単だ。
操作は移動の十字キー。物をつかんだり置くボタン。そして、アクションボタンだけ。
アクションボタンを押すと、まな板の前なら刻むし、洗い場なら皿を洗ってくれる。

フライパンや鍋は目を離していても火にかけていればOK。ただし、焼きすぎるとゴミになってしまう。

切ったり、フライパンで肉を焼いていると、下の写真のようにバーが表示されて伸びていく。バーが端までいけば作業完了だ。
アクション操作

そしてゲーム中に説明が無いけど、ダッシュボタンがある。
急げる反面、他の人とぶつかるとお互い跳ね飛ばされてしまう。面によっては使わない方が良いこともある。

注文はある程度の時間で提供しないと、客が怒ってキャンセルしちゃう。
そうすると、点数がマイナスになってしまうのだ。提供する順番も考えなければいけない。
注文キャンセル

さて、OverCookedといったら多彩なステージ。
本当によく考えたね、と思うほど趣向を凝らしている。

2台の車の荷台に作られたキッチンで、一定時間ごとに分割しちゃうとか。
ネズミが来て、食材を置きっぱなしにしていると持っていかれちゃうとか。
氷のキッチンで床が滑るとか。
キッチンスペースが分断されていて、ベルトコンベアでしか物の受け渡しが出来ないとか。
氷上のキッチン

単純に部屋が分かれているとかだけじゃなくて、そのステージ特有のギミックがあって本当に楽しい。

さて、4人でやった場合だ。

オペレーションを分けることになるんだけど、野菜を切りすぎたり、鍋を見ている人がいなくて噴きこぼしたり、野菜を持ってきてくれるのを待っていて何もしていない時間が出来たりする。統率が取れなくなるのだ。
手持ち無沙汰になっている

ステージ毎にキッチンの形が違うので、効率的な動き方が違ってくる。
それを好き勝手にやるものだから、効率よく料理を作れないのだ。

また、4人でやると注文の順番も大きな問題になる。
1人でやっていれば作る順番もコントロールできるが、野菜を持ってくる人と作る人と提供する人が別だった場合、どの注文の野菜を持ってくるか、どの状態で(例えばトマトを挟んだハンバーガーで提供するかトマト抜きで)提供するか、などの意思疎通がちゃんと取れないとマズイ。

結果的に、ステージ開始前に作戦会議が始まる。
そして、料理中には声掛けをするようになる。
「オニオン1つお願い」「そのまま提供していいよ」「皿洗っておくね」
なるほど、こうやって自然とチームは出来ていくのか、と感心する。自律的なチームという奴だ。

シンプルな操作でゲーム内容も単純、だけど協力プレイするには絶好のゲームだ。

コスパ

2000円越えと、インディーズソフトとしては結構お高めの値段だ。
だけど、4人での協力プレイなら、これ以上のゲームは無い出来だと思う。

正確な時間はわからないけど、全ステージでたぶん10時間くらい。
みんな時間を忘れてやるくらい面白かった。

感想

最近で協力ゲームと言ったら、モンハンだろう。
皆で狩りに行くのはとても楽しい。

でも、モンハンはやっぱり上手くならないと面白くないんだよね。
その点このゲームは、下手な人でも楽しい。

僕が4人でやった時は、ゲームが上手い2人(みりんちゃん、ガチゲーマー)と下手な2人(僕、逆転裁判好き女子)という4名。
ステージが分断されたキッチンの時なんかは、上手い2人と下手な2人で明らかに動きが違う。
下手な2人はオニオンスープに間違えてトマトを混ぜてゴミにしたり、ベルトコンベアーに鍋を流して鍋がなくなったり、床に食材を散らかしていたり。珍プレーの応酬だ。

下手な2人がもたもたして材料を渡せないから、上手い2人が手持ち無沙汰になっていることもしばしば。

それでも、上手くいくためには、個人の動きは些細なことで、どういう作業分担にするかの方が大事だった。

だから、一度失敗しても、どうするかを話して、またやり直す。
仕事みたいといったらそれまでだけど、そんな調子で上手い人、下手な人混じって楽しく出来るゲームだ。
ゲーム初心者が入っても、操作が簡単だから楽しくできると思う。

きゃあきゃあと、どうすれば上手くいくかを話して、「玉ねぎ!玉ねぎ!」なんて言いながら、気付いたら数時間たっている。
これ以上の協力ゲームは無いでしょ。
1人プレイを考慮してA評価にしたけど、協力プレイだけなら絶対にS評価だ。

ところで。

このゲーム、男女が初めて遊ぶ時にやるとか有りだと思うけど、ダメかな。
その場も盛り上がるし、確実に面白プレーが出るので、終わった後の話題にもなるし。

あとは、企業でのチーム研修みたいな奴。
4人チームで同じステージを何回かやらせて、改善活動をさせる、とか。

色々と使い道ありそうな最強の協力ゲーム。
とにかく、おすすめです!

おすすめ対象の人

みんなで盛り上がってゲームやりたい人
改善活動の社内教育担当者

OverCook2の4人プレイレポートは下のリンクから!