【評価・感想】VESTA

こんにちは。蓮根です。

今回はVESTA。

このゲームのような、ちょと斜めから見たようなゲームって、かっこよくて好きなんですよね。
画面は綺麗だし雰囲気良さそうだし、と買ってから起動することも無いまま長いこと積んでしまっていたのですが、ようやくプレイしました。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

C評価

全体的に悪いところが見当たらない、良いゲームです。ストーリーが特に好きでした。

内容

まずはストーリーから。

主人公はVESTA。人類に何かが起きてしまった世界での、最後の希望らしいです。

これまでいた世界から人間が住んでいたところ、恐らくコロニーのようなところの深層部を目指していくミッションを開始、というところからゲームはスタート。

このミッションは、境界を越えたところから、もう戻ることは出来ません。

ナビゲーターはボットと呼ばれるロボット。マザーコンピューターと繋がっていて、ミッションにチャレンジできるようにこれまでVESTAを育ててきたと思われます。
ミッションをクリアした先に何があるかもわかりませんが、プロトコルと呼ぼれるルールに沿ってミッションにチャレンジする他ありません。

最初のチュートリアルをクリアした所で、このゲームの主人公の相棒となる、ドロイドに会います。

このゲームの演出で素晴らしいのが、幕間のコミック表現。本当にちょっとしたものなんだけど、これがあるおかげでキャラクター、VESTAだけじゃなくてドロイドやボットまでもが身近に感じられました。

ゲームはステージクリアタイプのアクションパズルゲーム。VESTAがエネルギーを満タン持った状態で、ドロイドとゴールに行けばステージクリア。VESTAとドロイドを切り替えて操作していきます。

操作方法は、Xボタンで操作するキャラクター切り替え。

VESTAは、Aでアクション、Bでダッシュ。それに左スティックで移動ができます。できるアクションの中で一番重要なのは、エネルギーを吸収したり、注入すること。エネルギーを上手く使うことがこのゲームのポイントになります。

ドロイドもAでアクションですが、VESTAとは出来ることが違います。VESTAを持ち上げて、更に投げたり。

重い箱を掴んで押したり引いたりすることができます。主に力仕事担当です。

あとは、ZL、ZRで狙いを定めてミサイル発射。敵を攻撃できます。

さて、このゲームの一番メインになるエネルギーの話から。
エネルギーはステージ内のギミックを動作させるのに必要になります。例えば、扉を開けたり、動く床を動かしたり、ベルトコンベアを動かしたり。エネルギーを入れるところがあり、そこに繋がったギミックが動作します。

ゴールの扉もその1つ。なので、ゴールの扉が動作するだけのエネルギーを持って行かないと、次のステージには行けないという仕組みです。

エネルギーは敵のロボットや、エネルギーを持ったまま動けなくなってしまったロボットから吸収できます。敵のロボットはドロイドのミサイルを当てると一定時間動けなくなるので、動けない間にVESTAが近づいてエネルギーを吸い取ることが出来ます。
この吸い取るのが一番難しいところ。VESTAを敵の近くで待機させてドロイドに操作を切り替え、素早く狙撃。

すぐにVESTAに操作を切り替えて、敵が動けない間にエネルギーを吸い取る、という淀みない操作が必要。

そこまで難易度は高くないですが、ちょっとのミスが命取り。慣れるまでは大変です。
ちなみにVESTAは敵の攻撃を1回受けたら失敗、ドロイドは敵の攻撃を3回受けたら失敗になります。失敗しても、序盤ではステージ最初から、中盤以降はステージ途中のチェックポイントから、再開できるので安心です。

一回ギミックに注入したエネルギーを、もう一度吸い取ることも出来ます。ステージクリアまでに、もう動かなくてもよくなったギミックからエネルギーを吸い取って、再利用する。そうやって、エネルギーを上手く管理していくパズルゲームなのです。

VESTAしか通れない通路や、ドロイドが放り投げた先など、VESTAとドロイドが別行動するケースが後半は多くなります。

VESTAは攻撃方法が無いので、上手く避けながら、先に進むしかありません。ドロイドが遠くからミサイルで狙撃して、VESTAの近くの敵を倒したり。

2人が別行動している間は、目を離した隙にやられているケースもあるので、注意が必要になります。
VESTAが1人で進んだ先からドロイドが通れる道を開通させて、VESTAとドロイドが合流出来た時、ちょっと安心できるところが面白い。VESTAはちょっとしたことでやられちゃうのに対して、ドロイドは頑丈って雰囲気を上手く出しているので、プレイしていても合流すると安心できるような錯覚を感じるのです。

それぞれのエリアの最後にはボス戦もあり。ボス戦は、数回ボスからエネルギーを吸い取れば勝ち、というシンプルなものだけど、意外と難しかったりします。

難易度は、簡単では無いけど、最後まであまり難易度が上がらない感じ。
ほどほどの難易度で最後までストーリーを楽しんでいける、という楽しみ方が出来ると思います。

コスパ
値段は1080円で5時間以上プレイ。たぶん7、8時間くらいと思います。定価で買ったとしても十分。満足です。

感想
パズルとしては頭を使うっていうよりも、探索していくと、あれ!?上手くいった!って感じです。閃いた!というようなことは一度も無くて、ステージクリア出来たっていう満足感はそこそこ、ってくらい。

それよりも、僕にとってこのゲームはストーリーです。いかにもなSFストーリーなんだけど、最初はどんな世界かもよくわからない。ステージの途中に過去の記録をコンピューターで読めたりするので、だんだんと何があったかを推測できます。

それでも、肝心の主人公が何をするために行くのかがわからない。これが一番の謎で、最後のオチです。
僕は結末を聞いて、これまでの点が全部繋がった気分でした。まるで、映画のよう。うまく伏線を回収してくれました。

途中に居るロボットとVESTAやドロイドとの会話も、なかなか洒落がきいてて楽しい。好きでした。

ストーリーだけで言えば、大満足です。ただ、最後の最後までプレイしてオチを見ないとわからないと思うので、途中で止めるのは勿体ないゲームです。

偶然かもしれませんが、ストーリーを楽しむことがメインと考えると、難易度設定がそこまで高くないのが納得いきます。ゲームの見た目やプレイし易さはなかなか良好。唯一、視点操作できないことがちょっとストレスだったくらいです。

欠点の少ないパズルゲームとは思いますが、SFのストーリーが好きな人にお薦めなゲームです!

こんな人におすすめ
・SFなストーリーを楽しみたい人

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