【評価・感想】リアルタイム バトル将棋

こんにちは。蓮根です。

今回はリアルタイムバトル将棋。

将棋を交互に指すんじゃなくて、リアルタイムで駒を動かせたら、という発想力勝負のゲーム。
確かにFF4で初めてリアルタイムバトルやった時は感動したし、将棋もリアルタイム、ありかも。

そこそこ将棋好きなので、どんなものかやってみたくて購入しました。
ちなみに、将棋は初段くらいで指しています。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

B評価

ありでした。面白いです。

内容

最初に書いた通り、将棋を順番に指すんじゃなくて、幾らでも駒を動かして良い、というルールで指すゲームだ。
なので、駒の動かし方は将棋と同じ。

ただし、一度動かした駒は数秒動かせないというルールがある。
この動かせない時間が駒によって違っている。これがこのゲームの考えられているところだ。うん。

例えば歩だったら、1回動かした後は3秒間、動かせない。

それに対して、飛車や角、金、銀は6秒間も動かせない。大駒はなかなか動かせないのだ。

つまり、相手が飛車を動かしてきて、すぐ飛車の頭に歩を打てば、相手の飛車が動かせるようになる前に歩を動かせる。
もちろん両取りを掛けられても、両方の駒を逃がすことが出来る。
普通の将棋の感覚とは違うゲームだ。

画面上での表現もわかりやすくて、動かした駒の脇に丸型バー、その中に数字で動かせるようになるまでの秒数が表示されて、カウントダウンされる。

将棋に詳しい人は、打ち歩詰めは?とか入玉は?とか気になると思う。
打ち歩詰めはありません。玉頭に歩を打って、相手が気付かないで玉を取れば勝ちだ。もちろん、王手放置も無い。玉を取るまでが勝負だ。

入玉はちょっと話が違って、このゲームは時間制限がある。
時間までに勝負がつかない場合は、駒を点数換算して多い方が勝ち。

制限時間は設定変更できるけど、デフォルトでは3分。3分で勝負がつかなかったことは、人間相手でもコンピュータ相手でも無いので、あまり気にする必要は無いと思う。

操作はコントローラーでもタッチ操作でも可能。
ただ、コントローラーでやっていたら全然操作が間に合わないのでタッチ操作一択だ。

モードはシンプル。1人でコンピュータ相手に遊ぶのと、2人で対戦するの2つ。

コンピュータはキャラが9人いて、強さもしっかりと順番に強くなる。

最初の方のキャラは駒の動かし方を覚えた程度の人でも勝負になると思う。
だんだん強くなって、後半はだいぶ苦労した。特に、一番最後のサトルは8人目までとは強さが違う。1回勝つのに24戦掛かった。

サトル以外は勝負にこだわった手を指してこない感じ。
終盤圧倒的に良くなっても玉を詰めにこなかったり、悪くなった時に一発逆転を狙った王手をしてきたりしない。
サトルは、もう勝ったか?と思ったところから、遠くからの王手を仕掛けてきたりする。気付かなかったら負けだ。

ただ、サトルも含めて、人が反応できないような速度で動かしてくるから強い、ということは無い。2つも3つも駒を同時に動かすようなことはせずに、人間に近いくらいの速度で指してくる。
それよりも、見ている盤面の広さが、広い。そこまで盤面広く見てられない、という感じで差がついてくる。

そして2人対戦。このゲームの一番の遊びどころだ。

このゲームの素晴らしいところは、対戦の時に盤面が別れているところ。
同じ盤面にタッチ操作したら手がぶつかっちゃうじゃん、と思っていたら、ちゃんと考えられていた。
2つ同じ盤面が表示されて、先手番が操作する盤面と後手番が操作する盤面になっている。

これのおかげで、対戦プレイがちゃんと楽しめる。

将棋をあまり知らない人にも興味を持ってもらおうとしているのか、普通の盤駒以外の表示も選択できる。
これは「ファンタジー」。個人的には見づらくて、普通の将棋盤と駒の方が良いけど、努力は認める。

凝ったところは無くて、ひたすらリアルタイム将棋を指すだけ。
シルバースターさんは、銀星麻雀だけはデータを色々見られるようにしてくれているけど、他のテーブルゲームは対局するだけ、って感じなんだよね。
将棋ウォーズみたいに戦型を集めたりまでは出来なくていいけど、もうちょっとデータ表示されると楽しかったかも。

ただ、リアルタイム将棋というアイデア自体は良いし、結構楽しめるものに仕上がっているので、対局するだけで良いって人にはお薦めだ。

コスパ

値段は815円。プレイ時間は3時間程度。
どこまでやるか、なので人それぞれだけどコスパはあんまり良くない。

感想

このゲームは対戦ですよ。

コンピュータの全キャラ勝率50%以上を目指してプレイしていたけど、サトルだけは全然勝てないで終わりにしちゃった。
やっぱり、コンピュータ相手に一人で遊んでも、あんまり盛り上がらない。

対戦相手がまったくいなくて、1人で遊ぶためだけに買う人にはお薦めしません。

将棋好きの仲間のところに持っていったところ大盛り上がり。
棋力の差があっても普通の将棋とは勝手が違うから楽しめるし、やっぱり将棋なところは将棋だし。
1局が1分から2分程度で終わるのもスピーディーで、沢山の人がいるところで遊ぶのにちょうど良い。

みんなスイッチ買おうかなと言い出すくらいだった。すごいすごい。

対戦できるテーブルゲームのソフトは沢山あるけど、その中でも盛り上がるゲームだと思います。
将棋好きな人同士で頻繁に対戦できるのなら買って損はしないと思う。

こんな人におすすめ

・将棋好きで対戦する相手がいる人
・将棋は駒の動かし方知ってるくらいだけど対戦する相手がいる人

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