【評価感想】教えて おねだり将棋

こんにちは。蓮根です。

今回は教えて おねだり将棋。

発売された瞬間に、ん?と思って引っかかったゲーム。
なるほど、ただ将棋をするだけじゃなくて、画像を見るっていうモチベーションを付けたってことね。
シルバースタージャパンは銀星将棋を作っているので、将棋ソフト自体は持っている。ちょっと見た目とかだけを変えれば簡単に作れるだろう。

最近の将棋ブームに乗っている感はあるけど、そんなチャレンジはキライじゃない。
それじゃあ、おねだりされますか。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

E評価
チャレンジは評価する。けどねえ。

内容
最初に注意。17歳以上対象です。
更にこのゲーム、画面写真がまったく撮影できない。なんて厳重なんだ。

ゲームはタイトルの通り、3人の初心者の女の子(おねだりガールズ)に将棋を教えるというものだ。
対局を重ねていくと、女の子のご褒美画像や動画が解放されて見られるようになっていく。

女の子はトップページの左から、「理想の愛人系レイヤー」花宮いのり、「なんでもできちゃう、うさぎの神様」兎乃結衣、「あなたの2.5次元妹!」さとう愛理の3人だ。
画像は1人3衣装あるけど、そのうち2衣装はロックされていて、追加コンテンツを購入しないと見られない。
最初の購入で見られる衣装は、花宮いのりちゃんはメイド服、兎乃結衣ちゃんは和服、さとう愛理はチャイナドレスとなっている。ちなみに全部の衣装を見るための追加コンテンツは1,000円だ。

対局をする女の子を選択すると、衣装選択。メイド服以外は選べなくなっている。

個人レッスンを選択すると、女の子への将棋レッスンが開始だ。

画面は、左側が対局画面。右側が女の子の写真が表示される。女の子は中盤の形勢がどちらかに傾いた辺りから結構喋る。
喋るのは世間話とかは特になくて、「いい感じ」「そこはダメ」だの「手加減してよね」だの。
気の置けない初心者の女の子が、教えてくれている人に気軽に話しかけている風で、少しエロい想像が出来るような言葉が混ざる感じだ。
この声を人に聞かれるとちょっとマズイ気がする。要注意だ。

さて、このゲームの一番のキモ。それは「おねだり」だ。

相手は初心者なので、わからなくなると「ヒント」をおねだりしてきたり、「待った」をおねだりしてくる。
このおねだりをOKすると、女の子の好感度が上がる。好感度のレベルごとに解放される画像が決まっているので、全部の画像を解放するには、それぞれの好感度レベルで対局を終えないといけない。

「待った」はとてもわかりやすい。

こちらが指した手を「待った」して、1手前の女の子が指した手をやり直すということになる。
OKすると喜びの言葉と共に好感度が上がる。

断るとこんな感じ。好感度が下がる。ただ、断った時の方が全員カワイイ。

もう1つのおねだりの「ヒント」。
これは良い手がわからないので、こちらに次の手を教えて欲しいというものだ。

これも「待った」同様に、OKすれば好感度が上がって、断れば好感度が下がる。
このゲームのスゴイところは、ヒントで女の子の代わりに指すということになるんだけど、どんな手でも良いということだ。手の良し悪しを評価して、それによって好感度が、なんて凝ったことはしていない。

つまり、相手の王駒をタダで捨てるような手でも良い。
画像を見る以外にやることは無いので、さっさと対局を終わらせようと考えるので、如何に相手にとって致命傷となる手を選ぶかが勝負になる。

このゲームの相手の強さは、とても弱い。
戦型はある程度組めたりするけど、ランダムで、しかも結構高い確率で、変な手を指す感じ。
「ヒント」のルールもあるので、将棋は駒の動かし方を知っている、くらいのレベルの人でもほとんど負けないと思う。

ただし、どうやら本当に強いロジックは持っているようで、一度、横歩取りになった時に定石通り指してきて、間違えたら的確に攻め切られたことがある。
負けたのはたぶんその1度だけだけど、本当にびっくりした。

対局が終わると、画像が解放される。

たぶん、勝っても負けても画像はぜんぶ解放されると思う。
1衣装につき、画像は151枚。それに動画が4枚ある。一応補足すると、写真の際どさはパンチラはあるくらいだ。

画像のギャラリーはこんな感じだ。

女の子との対戦だけで、人間同士の将棋はできないし、タッチ操作にも対応していない。
あくまで女の子に将棋を教えて、ご褒美画像を見ることに特化したという、本当に特殊な将棋ゲーム。

将棋ゲームと言うよりも、画像を見るネタとして将棋があるくらいが正しいと思う。

コスパ
800円で5時間程度。あれ、こんなに時間掛かったかな。
まあ、コスパはイマイチです。

感想
最初に書いた通り、アイデアはキライじゃないんですよ。
他のテーブルゲーム(特に麻雀かな)では、ストーリーモードがあるゲームなんて結構あるし、将棋でももう少し違う形で楽しめるようにするというのは、悪くないアイデアだと思う。
脱衣麻雀は1つの分野だったしね。

ただ、麻雀と違って将棋は、相手が強いと偶然で勝てることが無いという問題がある。
そのために「待った」とか「ヒント」というものを作ったんだろう。

やってみて思うのは、相手が弱すぎるのでゲームにならないということ。
最初は弱いけど、最後の画像を解放するくらいの時には強くなって、「ヒント」で相手の悪手を選ばないと勝てないくらいで良かったんじゃないかな。
プレイヤー側のヒント機能(お薦めの手が表示される)は充実しているし、ちょっとくらい相手が強くても、「ヒント」で相手の手を指せるというのが強力すぎるので、将棋初心者でも十分ゲームになったと思う。

相手が弱すぎて、肝心の将棋シーンが時間の無駄になってしまっている。
もしかしたら、追加コンテンツを購入すると強くなるのかもしれないけど、やる気が起きないなあ。

そんなことを思っていたら、まさかRTAがあった。天才かよ。

こんな人におすすめ
・おねだりガールズが好みなので、どうしても画像を見てみたい人
・このゲームのRTAに興味を持った人

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