【評価・感想】アルケミックダンジョンズDX

こんにちは。蓮根です。

今回はアルケミックダンジョンズDX。

公式曰く、王道ローグライク&クラフトとのこと。
キャラクターも可愛らしいし、画面の雰囲気からもシレンに似ている感を出していて、手に取りやすい。

シレン好きとしては行くしかないでしょ、と購入。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

B評価
ローグライクゲームの評価が全般的に甘い気もするけど、気楽に長く遊べた。

内容

一言で説明しちゃうと、風来のシレンにクラフト要素を付けて、難易度を下げたようなゲーム。
自分と敵が交互に移動する、いわゆるローグライクゲームだ。

ストーリーは説明が無かった気がするけど、闇の錬金術師を追って冒険するというもの。錬金術師を倒せばクリアだ。
錬金術師にたどり着くまでには、幾つものダンジョンがある。こんな感じでダンジョンをクリアすると次のダンジョンを選べるようになる。

ローグライクゲームらしく、ダンジョンに入る時は前のダンジョンで手に入れたアイテムは持ち込めない。

まずは基本的な操作から。驚くくらいシレンGBに操作が似ている。
左スティックで上下左右斜め移動。
Aボタンで攻撃、Bボタン+移動でダッシュ、Yボタンで方向のみ変更、Xボタンでメニューだ。
Lボタンで飛び道具攻撃、Rボタンを押しながら移動すると斜めしか移動できなくなって、操作ミスを回避できる。
ダッシュ中にアイテムに乗るとアイテムを拾わない、なんてのもシレンと同じだ。

敵を倒して経験値を増やしてレベルをあげたり、落ちているアイテムを拾って装備を整えたり。

腹減りの要素もあるので、お腹がすいたらごはんを食べないといけない。
次の階への階段は1つだけ。一度次の階に行ったら戻れない。

そんな感じでゴールまでいけばダンジョンクリア。

ちなみに、ダンジョンをクリアしていくごとに、クラフトできるアイテムが増えていく。

主人公はダンジョンに入る時にキャラクターを選べる。

キャラクターごとにパラメータが違うし、特殊能力を持っている。指輪(シレンなら腕輪)で得られる能力と同じものを1つ最初から持っているとイメージしてもらえばいいと思う。

さて、このゲームの胆であるクラフトだ。
このゲームでは、武器も防具も指輪も薬も杖も、ほとんどクラフトで作れる。
素材は作れなくて、レアの金属素材から作った武器や防具は強いし、レア素材を使って作った薬は、パラメータを1上げたり、レベルを上げたりとスゴイ効果を持っている。

ただ、基本的な武器は自由に作成可能。1マス離れたところに攻撃できる槍とか、前方3方向に攻撃できる大剣とか、シレンだったら拾ったらラッキーみたいな武器も作れちゃう。

薬も基本素材でクラフトできる。回復、麻痺、テレポート、鈍足、倍速なんて薬が楽々作成できちゃう。

このゲームのクラフトの流れはこんな感じだ。

薬草類や種同士を合成して薬を作成。
薬とマナストーンを合成して魔石を作成。
魔石と棒を合成して杖を作成。

薬は1回しか利用できないし、例えば麻痺の薬は投げて使うけど外れたら意味が無い。
魔石は1回しか利用できないが、視界の敵全員に効く。自分に効果があるものは薬より効果が高い。
杖は、振ると正面の敵に対して薬の効果を与える。そして、決まった利用回数分使える。

これもシレンとの比較になっちゃうけど、モンスターハウスに入った時の準備とかばっちりできちゃう。テレポートの薬と、麻痺と鈍足の魔石と杖を3本くらい持っておけば、だいたい対処できる。それを確実に揃えられる。

あと、武器や防具に対してエンチャントが出来る。

だいたい1つの武器や防具に1つエンチャント出来て、例外的に2つエンチャント出来る武器や0の武器もある。
エンチャントは魔石を使い、魔石ごとに決められた効果が付与される。

例えば、敵にダメージを与えたらHP回復とか、50%状態異常を防ぐとか、罠を100%回避とか。
このエンチャントが非常に強くて、基本的な素材から作れる魔石でも上に書いた3つは作成可能。罠100%回避とか、シレンだったら欲しくてたまらない効果が簡単に手に入るのだ。

ただ、シレンとの大きな違いとして、ツボがない。つまり、保存のツボがないのだ。
持てるアイテム数を拡張できないので、アイテム取捨選択の戦いになる。まあ、それもそこまで大変じゃないけど。

何度も書いている通り、シレンと似たゲームだ。
ただ、シレンは思い通りにいかない中でどうやって切り抜けるか、というゲームだと思っているけど、このゲームは基本的に思い通りに行くゲーム。

クリア後のダンジョン以外は苦しい思いをすることもなく、自分の思ったような強さや装備に出来て、楽しめる。
敵もそんなに凶悪なのは出てこない。パコレプキンとかゲイザーみたいに見たらウンザリするような奴がいないのだ。

ゲームの出来はとても良く出来ているので、ローグライクゲーム初心者には間違いなくお薦めできるゲームだと思う。

コスパ

800円で、エンディング+おまけのダンジョン1回で30時間プレイ。
ローグライクゲームはこんな感じになりがちではあるけど、コスパは良いと思います。

ちなみにエンディングまでは15時間弱くらい。

感想

苦しくないシレンです。

アイテムを拾えるかという悩みから解放されて、欲しいアイテムを作れる。
なので、モンスターハウス対策とかも自分の好きなように、必要と思ったものを用意しておける。

シレン入門はこのゲームでいいんじゃないかなあ。

さて、最後のダンジョンの話。
最後のダンジョンも、アイテムが自由に揃えられるなら楽じゃない?と思ったアナタ、当たりです。

ある程度ローグライクゲームをやっている人なら50階くらいまでは鼻歌混じりで行けると思います。
80階くらいまで来て、ようやく死ぬ可能性もあるかな、というくらい。

僕は96Fで、遠くの敵に矢で一撃で殺されてゲームオーバーになり、茫然としました。
100Fまではやるつもりだったんだけど、また15時間くらいプレイする気が起きません。防具の育て方を間違えたよなあ、という後悔もあります。

ちなみに、僕の個人的な意見だけど、くのいち最強と思っています。

こんな人におすすめ

・ローグライクゲームに興味ある人
・気分転換したいシレンジャーの方

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