【評価感想】マレニア国の冒険酒場

こんにちは。蓮根です。

今回はマレニア国の冒険酒場。

このゲームは酒場経営+RPGというちょっと変わったゲーム。
敵を倒しても経験値は入手できず、レベルを上げるには食事を食べるという潔さ。
ダンジョンで敵を倒して入手するのは食材。だいぶ酒場経営寄りなのが面白いです。

このゲームはプレイ日記も書いてます。
無駄に長い時間を掛けたプレイ日記が気になる人は以下のリンクから。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

C評価
面白かったけど、終盤の酒場経営が単調だったかな。

内容

ゲームは、主人公のパティアと弟、執事の3人が散歩しているシーンから始まる。
散歩中に弟が倒してしまった石碑は、貧乏神を封じ込めたものだった。

貧乏神の力で、突然屋敷と繁盛しているレストランを差し押さえられてしまい、レストランを切り盛りしている父親は借金返済のため、失踪してしまう。

さて、この貧乏神、とても食いしん坊。
美味しいものを食べると、貧乏神の力が弱まるという。

主人公のパティアは、生活のため、美味しいものを食べさせて貧乏神の力を弱め、父親に帰ってきてもらうために、村の空き家を借りて酒場を始めることにする。

ゲームの流れは、毎日、朝から昼は食材の調達、夜は酒場をオープン、ということを繰り返す。
朝、村から出て、1か所だけダンジョンや街に行くことが出来る。

序盤だとこんな感じで、全然行けるダンジョンも少ない。ストーリーを進めると色々なダンジョンに行けるようになって、採れる食材も増えてくる。

ダンジョンでは、フィールドにある食材を入手したり、敵を倒して食材を入手したり。
フィールドの素材は日にちが変われば復活するし、季節によって入手できる素材が変わる、らしい。僕は最後まで季節感を感じなかったけど。

食材を持ち帰ったら、夜の酒場に備えて料理を作る。
料理は、既に分かっているレシピ通り作ることもできるし、適当に作ってみても当たればレシピを発見できる。

こんなのあるかな?ってやってみると意外に当たるのが面白い。題材が料理だと、実際の料理を想像して出来るのが良いところ。

作った料理は幾つかの使い道がある。

1つ目は、酒場のメニューとして出す。売れればお金になる。
2つ目は、貧乏神に食べさせる。酒場レベルを上げる条件が貧乏神に一定以上の料理を食べさせることになっているので、酒場レベルを上げるのに必要になる。
3つ目は、自分たちで食べる。自分で食べると経験値になってレベルアップ出来る。あと、食べるとその日、特殊能力が付与される料理もある。HP+10とか。

それ以外も、イベントでこの料理を持ってこい!なんてのもある。
基本的に、全部料理。料理を作ることがすべてだ。

料理を作るのは、決まった食材を持ってきて、決まった調理道具で料理する。

例えば、ビールは小麦とタルを材料に、発酵器を使って作る。
売値は120ゴールド、食べると経験値45入手できる。

料理を沢山作って、酒場メニューに登録したら、酒場オープン。

酒場を開けると、その日に登録したメニューの在庫に対して、幾つ売れたか営業報告が表示される。
個人的には、このゲームの一番アツいところだ。

一定条件を満たすと、酒場レベルが上がる。
条件は大体、特定のイベントをクリアする、酒場の売上幾ら以上、貧乏神のココを満腹にする、といったところ。

酒場レベルが上がると、貧乏神の力が弱まって、酒場が繁盛し始める。
ゲーム的に言ってしまうと、ストーリーが進む。

このゲーム、細かいイベントが沢山設定されていて、どのイベントまでクリアしたか一覧で見ることが出来る。
次どこに行くんだっけ、って悩むようなことは一切ない。もし分からなくなってもイベントの一覧を見ればわかる。親切設計だ。

仲間が増えたり、仲間の悩みを解決したりしながらストーリーは進む。
基本的には「魔王を倒すぜ」みたいなノリじゃなくて、身近な小さなことを積み重ねていくようなストーリー展開だ。

主人公は選ばれし勇者、とかじゃなくて、ただの料理上手なお嬢さんという設定。
なので、結果的にはとても大きな話になっちゃったりもするけど、身内のことを解決していくみたいな展開が安心してプレイできる。

さて、料理のことばかり書いていると忘れてしまいそうだけど、このゲームはRPG。
エンカウント型の戦闘シーンもある。

序盤は楽勝。
中盤も大丈夫。。。
と思っていると、だんだんツラくなって、だいぶ歯ごたえ出てくる。
最後の方は、ちゃんと強化しないと大変だった。

このゲームは色々な要素が途中から出てくるんだけど、例えば装備の強化。
装備に特殊能力を付与することが出来るようになる。最後はこれを考えてやらないと結構キツイ。

ただ、少しやり方が分かれば、戦闘で本当に苦労するということは無いと思うので心配は不要。
最終盤は食材も余るので、レベルも上げ放題だし。

RPGを楽しむというよりも、料理生成を楽しめるような人にお薦めなゲーム。
ちょっと時間を掛けてのんびり楽しむのはいかがでしょう。

コスパ

1512円でクリアまで70時間くらい。
ちなみに、クリア後のやり込みは途中で飽きてやめました。
終盤、作業感が強くなってしまったとはいえ、コスパ十分でしょう。

感想

基本的には面白いんですよ、このゲーム。
ただ、売上を伸ばせるメニューが決まってしまっている。

売上を伸ばせるメニューというと、序中盤ならマグロかサーモン、ガルーダエッグ辺りを使ったメニューになるし、後半も皇帝ガニ、黒茸、ドラゴン肉にドラゴンエッグとか、使う食材が限られてしまう。

どうせ酒場経営ゲームとかいうなら、もっと洋食に特化したメニューとか、和食だけとか、寿司屋とかにして、洋食ならワインとか、和食なら日本酒だすとかやりたいんですよ。
そういったメニュー構成で、売上を伸ばしたかった。

酒場経営が個人的にツボだったので、本当に残念。
もう少し、メニュー同士の組み合わせの影響が大きく売り上げに反映されると良かったんじゃないかな。

あと、これはプレイ方法の問題でプレイ日記にも書いたと思うけど、どうせ酒場経営を楽しむなら1週間で酒場レベルアップ縛りでプレイする方が楽しかった。
売上条件は時間掛ければクリア出来てしまうので、プレイしていてちょっと間延びするというか。
1週間で酒場レベル上げられなかったらリセットくらいの気持ちでやると緊張感あって良さそう。

ただ、ストーリーは最後まで気持ちの良いものだったし、料理作るのは結構楽しめた。
RPGをやるぜ!って人よりも、レシピ発見とかメニュー作成が好きな人にお薦めです。

こんな人におすすめ
・勧善懲悪なストーリーが好きな人
・料理系、レシピ作る系のゲーム好きな人

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