【評価感想】クエストオブダンジョンズ
こんにちは。蓮根です。
今回はクエストオブダンジョンズ。
フライハイワークスのお手軽ローグライクゲームだ。
スイッチのお手軽ローグライクゲームと言えば、僕の中ではもちろん妖談寺。
感想では妖談寺との比較をしていきます。
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
ダンジョン数、キャラクター数は多いけど、全部やろうとすると大変でした。
ツラくなってきたら止めるのがお薦め。
内容
さて、内容に入る前に。
このゲーム、購入して起動したら真っ黒な画面が表示されてフリーズしてしまい、ゲームが開始できなかった。
フライハイワークス公式ページに対処方法が載っているとおり、スイッチ本体を再起動すればちゃんと動くようになる。もし、同じ状況になっている人がいたら、諦めないで欲しい。
ダンジョンが毎回ランダムで生成されて、何回でも遊べるという、ローグライクゲーム。
簡単に言っちゃうと、トルネコの大冒険とか風来のシレンみたいなゲームだ。
自分が1回操作すると、敵も1回動く、というスタイルなので、ゆっくり考えながら進められる。これもシレンとかと一緒。
ゲームは、せいなるランプが敵に盗まれた、というところから始まる。ランプを取り返さないと、世界が闇に包まれてしまう。ダンジョンに入って、せいなるランプを取り返すことが目的だ。
ダンジョンは、オムファのやかた、ラッカンのやかた、ロッサーのやかた、カスタムダンジョンの4つ。
毎回、ランプが盗まれるところから始まる。頼むから、もう少しランプの管理はしっかりして。
主人公は4人の英雄。さらに1人、隠しキャラが用意されていて、すぐに使えるようになる。
ゲーム開始時に、ウォーリア、ウィザード、アーチャー、シャーマンから1人選んでダンジョンに潜っていく。
選んだキャラクターによって、性能が違うのはもちろん、使えるスキルも違う。
ウォーリアは基本は近接戦闘のみ。ただ、遠距離から攻撃するスキルも覚えることができる。
アーチャーは遠距離攻撃が可能。しかも、矢の本数とかは気にしなくてよい。非常に気軽に遊べるキャラだ。
ウィザードはスキルで魔法を使える。基本的に魔法で攻撃、だ。
シャーマンは、少し変わった魔法を覚える。
最初から使える魔法は、敵を90%の確率でおびえさせるというもの。ちなみに、この魔法はラスボスまでずっと使える、最強魔法だ。
ウィザードとシャーマンはMPという概念があり、魔法を使うとMPが減る。
ウォーリアとアーチャーはMPが無い。スキルを使っても、次に使えるようになるまでターン数が掛かるというだけだ。
どのキャラクターでも共通して、HPやMPはターン数で自動回復していく。
こういったローグライクゲームの多くで取り入れられている「腹減り」が無いので、少し歩き回って回復したり、使用不可能になっているスキルを回復させたりするという戦術が簡単に使える。
装備できるアイテムは、武器、上半身防具、下半身防具、足防具、頭防具、腕防具、盾の7種類。
攻撃力、防御力というシンプルな表記なので、難しく悩むことは無い。たまに素早さプラス、なんていう特殊能力付きのアイテムもあるが、装備の名前は適当に文字の組み合わせになっているだけで、装備ごとの特性を覚えるようなことは必要ない。
「のろわれたけん」なんて名前でも、何も問題なしだ。
それに主人公を強化するアイテムとしては、魔導書がある。魔導書を使うと、新しいスキルを覚えられる。
スキルはキャラクターごとに覚えるものが決まっている。
スキルを覚える順番や、そもそも覚えられるかどうかは運次第で、それによって大きく難易度が変わる。
各階にはアイテムを売り買いできるショップが基本的には1つある。
そしてランダム出現で、鍵を使わないと入れない宝の部屋やボスがいる。
ボスは居ないこともあるし、1つの階に2匹いることもある。もちろん、倒さなくても下の階に進むことは可能だ。
あとは、ミッションというものがある。ダンジョンにある石碑みたいなのからミッションを受けることができる。だいたい、1つの階に3,4くらいある感じ。
ミッションは大きく2種類。アイテムを探せ、というものと、敵を倒せ、というもの。
ミッションを受けると、アイテムとか敵が急にどこかに出現する。ミッションを達成すると、経験値とお金がもらえる。
このゲーム、雑魚敵とボスやミッションの敵では強さが段違いだ。
雑魚敵からは普通に進めていればダメージは5前後。それがボスなどからは100以上のダメージを受けることがある。
ボスやミッションの敵でも、近距離攻撃しかしてこない奴は何とでもなる。
ミッションの敵なら罠にはめたり(ボスは罠を解除してくる)、2マス離れていれば障害物を挟んで距離を取り続けられるので、遠距離攻撃で自分はダメージを食らわずに倒せる。
問題は遠距離攻撃をしてくる奴らだ。どうやってもダメージを食らう。
とりあえず攻撃してみたら、150ダメージ食らって一撃死、なんてことが普通にある。
ただ、救いは部屋と部屋の間の扉は、主人公しか開け閉め出来ないということ。
ラスボス以外は倒す必要が無いので、全部スルーできる。魔法使ってくるミッションの敵なんて超怖い。絶対スルーだ。
ダンジョンは4つあるけど、カスタムダンジョンは広さとか階数を選択するシステムなので、最後のダンジョンはロッサーのやかただとすると、ロッサーのやかたをクリアすると掛かる時間は3時間くらい。
僕は平気で前の階に戻ったりするタイプなので時間を掛ける方だけど、なかなか時間が掛かっている。
1時間以上プレイして、ボスに魔法で1撃死させられた時は、だいぶ虚しくなってくる。
ロッサーのやかたのウィザードプレイで3回連続で2時間近く進んでから死んだ時は、心が折れそうになった。
このゲームの魅力は、こういったローグライクゲームでありがちな分かりにくさが少ないことだと思う。
普通に経験値があって、武器とか防具もシンプルに攻撃力、防御力で表現されており、最後の方は100くらいの装備が手に入る。
腹減りなんてないから、時間を掛けて何とかすることもできる。
あと、このゲームはノリが軽い。敵が良く分からないことを呟いてきたり、階移動のコメントがネタになっていたり。
英雄たちもずいぶんと軽い感じだ。
こういうところも、お手軽インディーズゲームとしてはいいんじゃないかな。
運要素が強すぎるとか、ボスの強さのゲームバランスがいまいち、とか不満はあるけど、ローグライクゲームのとっかかりには良いゲームだと思う。
コスパ
クリアまで30時間くらい。
4+1キャラ、4つのダンジョンと遊びごたえは十分。
アリーナモードという、延々と1つのフロアで敵がポップして、WAVE幾つまで進めたかを競うモードは少ししかやっていないです。
感想
防具の種類が多くて、スキルも意外に種類が多いので、装備がきちんと整うかどうか、というような運の要素が強い。
武器ばっかり手に入っているけど、アーマーは初期装備のまま、とか。腕輪持っていない、とか。
ラスボス前でウィザードでリジェネ覚えていないとか絶望しかない。
とは言っても、わかりやすい、ということは大事だと思う。
やっぱり、シレンとかは敷居高いよね。1歩ごとに剣振って罠を探すとか、知らない人からは何やってんの?ってなるもんね。
さて、最初にも書いた通り、スイッチの格安ローグライクゲームと言えば、僕の中では妖談寺。
どちらがお薦めかと言えば、やっぱり妖談寺になってしまう。
一般的には妖談寺は難易度が高いと言われているようで、とっつきにくいかもしれない。
でも、ネットランキングの目標があるので、1回のプレイの目標が妖談寺の方がたくさんある感じ。
1妖怪のトップは取れなかったけど、5位以内に入れたからいいか、とか、本日のランキングで1位取れたからいいか、とか。
このゲームはクリアしか無いから、クリア出来なかったら全部失敗になっちゃう。
1ゲームに時間が掛かる分、これは結構大きいんだよね。
理不尽さはどっちも一緒。このゲームはボスの強さが理不尽だけど、妖談寺は下に行けば階段下りると確実に敵に囲まれているし、バグで終わることが結構あるし。
ただ、ローグライクゲーム未経験の人が、ちょっとやってみたい、というにはこのゲームがお薦め。
最初にやるにはアーチャーが強いし、最強はシャーマンかな。
こんな人におすすめ
ローグライクゲーム未経験(初心者)の人