【評価・感想】それゆけ!おもちゃ戦車
こんにちは。蓮根です。
今回はそれゆけ!おもちゃ戦車。
全然買うつもりなかったんだけど、販売元のShinyudenの周年記念のセールというのを見て何か買ってみるか、と手に取ったのがきっかけ。ポップな見た目でプレイしやすそうな第一印象は良い感じでした。という訳で購入。
ほんわかした雰囲気だから、夜になるとおもちゃの戦車も動き出してとかいうカワイイ設定を思い浮かべていましたが、Shinyudenの公式サイトによると、おもちゃ箱が狭くなってきたから他のおもちゃ戦車を排除する、というおもちゃと言いながらも本物の戦争かと思うような設定でした(笑)
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
これは結構気に入っています。
1ステージが短いので総プレイ時間も短いですが、全ステージで金メダルを狙うとかまでやり込めばボリュームもありますし、何より楽しいです。
内容
1ステージが1つのおもちゃ箱。最初に書いた通り、おもちゃ箱の他のおもちゃ戦車を殲滅すればオッケー。つまり、他の戦車を全部破壊すればステージクリアです。
まずは操作から。
左スティックの左右で戦車を旋回。Lで前進、ZLかBで後退。
右スティックで砲台の向き変更。砲台は旋回じゃなくて、スティックを倒した方向に砲台が向きます。そして、ZRもしくはAで砲撃!
あとは、Xでステージリトライ。本当に瞬間やり直しになります。
この、旋回+前進、後退といういかにも戦車ゲームという操作が気分を盛り上げます。
よく考えられていると思うのは、砲台は回転させるんじゃなくてスティックを入れた方向にすぐ向く、というところ。敵に囲まれている時でも、砲台の向きはすぐに変えられるので、うまく狙えれば対処できる、そして砲台の向きの微調整は車体自体の旋回でできる、と使い分けができます。
砲撃もZRとAの両方が対応しているのはGood。夢中になっているとAを押すつもりがついついXも押しちゃってステージやり直しになるという悲劇を何度も味わいます。なので、僕も途中から砲撃はZRを使うように意識して変えました。
敵の戦車は、7種類居ます。敵戦車の大きな違いは弾の違い。
まずは一番基本的な、普通の戦車。普通の弾を撃ってきます。特徴無いのが特徴、みたいな平凡タイプですね。
次は地雷弾を撃ってくる戦車。地雷弾は普通の弾に比べてゆっくり。そして、床に落ちてそのまま地雷になります。踏んだらアウト。ただし、敵戦車が踏んだ場合、敵戦車が破壊されます。結構よく起きます。地雷は地雷でも、敵にとっての地雷かも。
次は反射弾ですね。青くて未来的な雰囲気もある弾です。壁に当たると爆発せずに鏡に反射する光のように跳ね返ります。物陰に隠れたつもりが撃たれるとか、避けたつもりが後ろの壁にあたってやられるとか、事故の元になりがち。ただ、地雷弾同様に敵も事故ります。
さらにカーブ弾。名前はどれも適当です。まっすぐ飛んで来ないで、左右に小さな弧を描いて飛んできます。なぜか自機を避けていくことが多いのが不思議。
そして高速弾。このゲームの花形。高速弾飛び交うところを華麗に捌くのが楽しいのです。
そしてそして、2way弾。2方向に撃ってきます。これは弾の種類というよりも敵性能ですかね。序盤の厄介者、終盤でもやっぱり厄介です。
最後は3way弾、3方向に撃ってきます。2wayから1つ増えただけじゃんと思うなかれ、3wayの避けきれない具合は2wayの比ではありません。結構厳しい。
敵だけ色々使えてずるくない?と思ったアナタ。このゲームは結構公平なゲームです。安心してください。
自分も色々な弾を使えます。ここまで書いたうち、2way、3way以外の弾は使える。使える弾の種類はステージによって決まっているので、そのステージを決まった種類の弾でどうやって攻略するかというゲームになります。
早くステージクリアするには弾の特徴はちゃんと考える必要があります。物陰から反射弾でやっつける、なんてのは当然考えること。真正面から戦うだけが戦闘では無いのですよ。戦略です、戦略。
ステージクリアの時間によって、メダルが貰えます。クリアタイムが早いごとに、金、銀、銅と貰えるメダルが変わっていきます。これがこのゲームのやり込み要素です。
後はアイテムですね。
ステージによっては、空からサイコロが降ってきます。このサイコロを取るとスローモーションになる。もちろん経過時間自体が遅くなるので、クリアタイム狙いの時でも問題なし。基本的にサイコロが出てくるのは、サイコロが無いと厳しいような時が多いです。楽をするためというよりも、サイコロ含めてクリアを考える、といったステージ設定ですね。
さて、このゲームの一番の魅力は何といっても操作。
最初に説明した通り、いかにも戦車ゲームという操作です。そして、敵に囲まれたりするステージでも、素早く狙いを付けられるようになるとかっこよく敵を撃破できる。このゲームはプレイヤースキルが上がると、敵の撃破シーンが自分で惚れ惚れするくらいかっこいいのです。
気に入っていたので、毎日Twitterにショートムービーで投稿していました。はい。
たぶん、最初はなかなか慣れないで、戦車を止めているか、まっすぐ走っている時しか砲台を狙えないと思います。でも、それも慣れれば大丈夫。ステージ20を超えるころには、敵の弾を避けるムーブをしつつも狙い撃つなんて芸が出来るようになるはず!!
そして、それを人に見せたくなる気持ちもわかって貰えると信じています。
そう、このゲームはカッコいいところを見るゲーム。
そして簡単にかっこよくなるのが、敵を全部撃破してからクリアになるまでの少しの時間です。
このゲームの秀逸なルールとして、敵を全部撃破してからクリアになるまでの間に、自機がやられた場合はクリアにならないというものがあります。つまり、相撃ちの場合ですね。
ところが、敵を全部撃破した後はスローモーションになる。つまり、敵を全部撃破した後に、自機に敵の弾が向かってきている時は、スローモーションでそれを避けるというプレイを楽しめる。映画のマトリックスのよう。普通なら速くて避けきれない弾を華麗に避けるのを見て、スーパープレイだな、と満足するのがこのゲームです。
この、最後のスローモーションが無かったら、このゲームの評価ももう少し下がっていたと思います。
敵の弾と自分の弾が正面からぶつかると相殺されて消えたり、色々と凄そうなプレイに見えるルールが沢山。よく考えられています。
ステージは全部で60ステージ。
1ステージがクリアできた時は短ければ5秒くらい、長くても30秒くらい。ちょっと楽しむのにちょうどいい。
お手軽でルールもシンプルな戦車ゲーム。でも、プレイヤースキルは上達の余地がだいぶあります。
しかも、プレイ動画がかっこよく仕上がるという、ちょっと変わった特徴があります。
僕は買う前とプレイしてからでだいぶイメージが違った、ちょっと誤解されがち。1ステージ10秒くらいの短い時間に戦車ゲームのカッコよさをぎゅっと詰めたような、楽しいゲームですよ。
コスパ
500円で3時間以上プレイ。
時間で言うとちょっとボリュームは少なめと思いますが、ステージ数は十分、やり込み要素もあるので、コスパは十分だと思っています。
感想
このゲームはカッコよさ、これに尽きると思います。
操作の慣れでだいぶプレイが変わってきます。たぶん、1時間もプレイすれば自在に戦車を動かせるようになるはず。ここから、このゲームの楽しい時間が始まります。
高速弾が飛び交うステージでも数回死ぬと敵が高速弾を撃ってくる位置がわかってきます。
それを避けるように動きつつ的確に狙いをつけられると、はい、カッコいい動画の完成です。早ければ5秒程度、だいたい15秒以内くらいにはクリア出来るので、スイッチの30秒録画機能で十分。60ステージをクリアするまでに、自分で惚れ惚れするような動画が5個くらいは仕上がります。
動画を撮るかは別として、こういったカッコいいプレイが出来た時の爽快感と言ったら。
それを味わうためだけにこのゲームをプレイしても損しないと思っています。それくらい、ゲームが下手な人間でもスーパープレイしたと勘違い出来る。楽しい。
なので、僕の楽しみ方では、あまり突き詰めてプレイする気にはなりませんでした。
毎日1ステージプレイして(実際は1日に数ステージプレイしたりしていたけど)、毎日1ステージ分のクリアした動画をTwitterに投稿するというのが楽しみでした。プレイしていない日もあるので、全部クリアするまで3か月弱くらいですかね。結構長い間楽しめました。
一見スーパープレイがどんなものか見てみたい方は、Twitterでハッシュタグ「#おもちゃ戦車」で検索してください。
こんな人におすすめ
・毎日数分、楽しくプレイ出来るようなゲームが欲しい人
・簡単に上手いプレイをした気分になってみたい人
将棋会館の記事読みました。
この前の星野先生の配信でハンデの話をされていましたね。
メーカー様もハンデ案は難しいようですね。
いつもありがとうございます。
ハンデは確かに難しいですよね。
今回の記事に対して、Twitterの公式アカウントが、星野先生の配信でハンデ戦実施の検討を言っていただけたので、少し楽しみにしています。