【評価・感想】Celeste

こんにちは。蓮根です。

今回はCeleste。

2020年5月にCelesteが期間限定で遊び放題になりました。その期間を利用して遊んだときの感想になります。
無料で提供してくれたことは感謝ですが、評価は関係なくいきたいと思います。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

A評価

ゲーム観を少し変えられたくらいの名作。
S評価にするか迷ったけど、A評価に留めることにしました。購入して全部をプレイすることがあったら、改めて考えたいと思っています。

内容

ザ・死にゲーです。
主人公のマデリンがCeleste山の山頂を目指す、というお話。

最初はマデリンがCelesteの山頂を目指す理由はわからないけど、ゲームを進めると徐々に明かされていく。Celeste山は不思議な場所。普通じゃないことが沢山起きる。それを乗り越えてマデリンが成長していくという物語だ。

ゲームはチャプターごとになっていて、チャプターを進めるとストーリーが進んで行く。ちなみに山頂はチャプター7。今は追加のチャプターが配信されてチャプター9まである。

チャプターをクリアするとそのステージで集めたイチゴの数と死んだ回数、そしてクリアタイムが表示される。

上の写真では、チャプター1ですでに約70回死んでいる。でもまだまだ大したことない。僕がチャプター7をクリアするまでに死んだ合計回数は1960回。年号かと思うような回数になった。70回なんて序の口だ。

このゲームの素晴らしいところは、死んだ後のリトライの素早さ。今までにもすぐ死ぬゲームではリトライ早いなと思ったゲームはあるけど、比較にならないくらい素早い。これが本物の死にゲーか、と圧倒されるくらいの素早さ。そのせいか、死ぬことがストレスにならないという、驚きの感覚だった。

さて、ゲームの操作だ。
このゲームも進めるに従ってできるアクションが増える。なので、序盤で出来る操作だけ紹介。

まずは左右移動としゃがむ。それに壁を掴んで、登り降りができる。
そしてジャンプ。そしてそして、このゲームの大きな特徴である空中ダッシュがある。

ジャンプをした状態でレバー+Yボタンでそちらの方向に一定距離のダッシュが出来る。この操作があるので、行ける範囲が凄く増えている。ダッシュはジャンプ中に1回しか出来ない。これが重要で、着地すると復活するし、ジャンプ台に乗ったり、ステージ中に配置されたクリスタルを取ると復活するなんてギミックもある。

壁を長く掴んでいると、スタミナが切れると落ちちゃう。一定時間だけしか掴んでいられないのだ。
そしてこれも良く考えられているんだけど、壁を掴んだ状態で壁と反対側にジャンプするのはスタミナが減らない。2つの壁の間をジャンプして交互に掴むというようなアクションならスタミナがあまり減らずに高い所まで行けるのだ。

このゲームの一番の魅力は、この操作性。
ある意味、障害物を避けてゴールするだけのゲームではあるんだけど、ジャンプ、壁を掴む、ダッシュというたった3つの操作にも関わらず、一見無理じゃない?と思うような障害物を避けていける。最初は戸惑うかもしれないけど、少しプレイしていくと操作方法を体が覚えて、自然と進めるようになる。
この、プレイヤースキルが上達するのを実感できるのが楽しい。

もちろん障害物の配置やギミックも素晴らしい。
障害物は一見クリア不可能に思える恐ろしいような配置になっている。けど、慣れるとどうやれば越えられるかが想像できるようになるので大丈夫。逆に、無理そうな障害物を越えていくのが快感って思えてくる。

ギミックは説明なくても感覚的に分かるので、ストレス無くプレイできる。
例えば風が吹いていたら、風上に向かって進むのは大変だし、ジャンプした時は風に乗って遠くまでジャンプできる。
自分の足場の台が速く動いている時にジャンプすれば、自分もそっちの方向に投げ出される、とか。

そして、このゲームのもう1つの魅力はストーリー。
僕はアクションも楽しかったけど、このゲームが素晴らしいと思えたのはストーリーがあったから。

あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので雰囲気だけにするけど、自分を見つめなおすためにCelesteに来たマデリンが、途中での人との出会いや不思議な出来事をきっかけにして、答えを見つけていく、という感じ。

こういったストーリーがちゃんとゲームに組み込まれて、ストーリーだけが独り歩きしていない。
ストーリーの出来事が操作できるゲーム中に起こるから、プレイヤーもマデリンと同じように反感を持ったり、出会った人の話に共感したり、マデリンが進もうと思う方向に自分が操作して進めたいと思ったり。

山頂に着くまで、特に終盤は、マデリンに感情移入できるくらいストーリーに納得感があった。

そして、ただ障害物を避けて進むだけじゃない。
実際に時間制限がある訳じゃないんだけど追われるような表現とか、山頂直前では残り何メートルという表記があったり、プレイしている人の感情を動かすような小細工が上手い。山頂残りちょっとという所は、難所でもモチベーションが高すぎて全然ツラいと思わなかった。

そして山頂。
やり遂げた感が半端ないです。この充実感のための難易度だったのか、と。

未体験の方、本当にお薦めです。

コスパ

チャプター7クリアまで9時間半。値段は2160円。
まだB面もあるし、イチゴ集めもある。チャプター8、9も残っている。チャプター9は段違いの難易度らしい。全部やったらどれくらい時間掛かるんだろう。。コスパは相当良いです!

感想

死にゲーというジャンルはあまり積極的に買おうと思っていなかったけど、初めて買いたいと思える死にゲーでした。一度クリアしたのにも関わらず。

そんなに難しくて何が楽しいの?と今までは思っていたんだけど、山頂に着いた時にこのためだったのか!と納得しました。ストーリーが良かったから楽しかったんだと思うけど、これだけの難易度じゃなかったら、この充実感は無かった。

やろうと思えば無料プレイでチャプター8、9もプレイ出来たんだけど、僕はストーリーが素晴らしかったので山頂まで行くという目的クリアで納得して終わりに出来ました。それくらい、チャプター7までのストーリーは良かった。

単純にゲームとして考えたら、チャプター8、9のプレイだけじゃなくて、イチゴ集めとかB面とかもある。

イチゴ集めは、ただの数字だけじゃなくて、一応ゲーム内で影響あるのでこれも楽しみ。今回の無料プレイの中では、イチゴを沢山集めた時にどうなるかを見ていないのが心残りです。

今はクリアして満足しているけど、この山はまた昇りたくなるかもしれないな、と思っています。その時は購入して、チャプター9までクリアしよう、と。

どのゲームでもクリアした時は達成感あるけど、これほど充実感があったゲームは少ないくらい。
マデリンのストーリーに共感できる人は楽しめると思います。

こんな人におすすめ
・ゲームでスゴイ達成感を味わいたい人
・死にゲーの良さを味わってみたい人

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です