【評価・感想】チョークダッシュカーニバル

こんにちは。蓮根です。

今回はチョークダッシュカーニバル。

SAT-BOXから発売された、タッチ操作でチョークを引くという一風変わったアクションゲームだ。

僕は結構、発売元の会社のイメージで買うかどうかを選ぶことが多くて、イメージが良い会社のゲームを選んでしまうことが多い。スイッチのインディーズだと、フライハイワークス、シルバースタージャパン、Team17、レイニーフロッグ辺りが特にイメージ良いかな。
このSAT-BOX、今まで買ったことなかったんだけど、机で~シリーズが何となくネタとしてどうなんだろうという風に思って、食わず嫌いで避けていた会社。

けど、セールで100円だったのと、ちょうどプレイするゲームが少ない時期だったので買ってみました。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

C評価
B評価でもいいかな、と頭をよぎったくらいの出来。
面白いですよ。食わず嫌い良くないね。

内容

このゲーム、プレイ形態でゲーム内容が違う。

テーブルモードでは4人までプレイ可能な、コントローラーで操作してゴールまで先に行かせるというゲーム。
携帯モードでは、タッチ操作を利用したゲーム。

テーブルモードは少し遊んだけど、おまけ程度のイメージ。
このゲームのメインだと思っている、携帯モードでのゲームを説明します。

さて、携帯モードのゲームはタッチ操作専用、ステージクリア型の横スクロールアクションゲーム。

主人公が勝手にどんどんゴールに向かって歩いていく。途中には様々な障害物があるが、主人公は何も考えずに進んで行く。
そこで、タッチ操作でチョークを引いて、主人公が障害物でやられないようにして、ゴールまで辿り着けるようにすることが目的だ。

操作は凄くシンプル。
画面上をなぞれば、引いた通りにチョークで線が引かれる。チョークは残量があって、無くなるとチョークを引けなくなってしまう。

主人公は最初は棒人間。この世界は全部がチョークで描かれているという設定みたい。主人公もシンプルな線で描かれたキャラクターだ。

点数やコインで利用できるキャラクターは解放できる。

キャラクターによって速度や重さといったパラメータが違っていて、だいぶ操作感が違ってくる。クリア出来ないステージがあった時に、キャラクターを変えたらスムーズにいったことがあるくらい、キャラクター選択は重要だ。

さて、引いたチョークは、主人公だけじゃなくて敵キャラにも影響する。
つまり、チョークは主人公の足場になるだけじゃなくて、例えばまっすぐ飛んでくる矢を防ぐ壁にすることも出来るし、上から落ちてくる障害物を防ぐ屋根にも出来る。

チョークは一定時間を経過すると消えてしまう。
例えば、矢を防ぐ壁を作った時に、その壁が邪魔で主人公が進めなくなった時も、少し待ては消えてくれるから大丈夫。逆に床として書いた時に、渡り切る前に消えちゃう、なんてこともある。

障害物は意外と少ない。

固定されているトゲ。
前から飛んでくる矢。
上から落ちてくる石。

基本的にはその3種類だけだ。ただ、ステージ設計が結構うまくて、障害物が3種類しかないとは思えないくらいバラエティに富んでいる。

障害物は少なくても、ステージのギミックは凝っている。
ステージ毎に森、街、砂漠、空といったように様々な場所を冒険していき、そのステージに合ったギミックが用意されている。

例えば川。ステージの最下部を川が流れていて、川に入ると後ろに流されてしまう。もし川に入ってしまったら、主人公の後ろにチョークで壁を引いてから、足元に坂を作ってあげて脱出しないと流されてゲームオーバーだ。

エリアは全部で10。1エリア8ステージあるので、全部で80ステージだ。

障害物以外のギミックも用意されている。
途中で拾えるアイテムとしては、チョークが回復するチョークや、一定時間壁を壊せるドリル、それにステージ途中をショートカットできる紙飛行機、とか。世界観に合っているところが楽しい。

更にもう1つ。
各エリアの最後のステージは、ライバルが出てくる。ライバルに先にゴールに入られたら失敗だ。
ステージによるけど、結構この条件が厳しくて、20~30回くらいリトライしたステージもあったくらい。

ギリギリの争いになると、結構アツい勝負になる。一方的だと悔しいだけだけど。

難易度はちょっと高め。
すぐクリア出来たエリアもあるけど、なかなか進めなかったエリアも多い。
序盤でも2エリア目の川は結構苦労したし、一番苦労したのは終盤よりも真ん中辺りのエリアだった。もしかしたら、プレイヤースキルが上がっただけかもしれないけど。

なので、ジャンルはいわゆる死にゲーだと思います。
リトライは素早く出来るんだけど、スタート直後で死んでリトライを繰り返していると、スタートの時のカウントダウンが目障りになってきた。まあ、大抵はそこまで気にならない。大丈夫。

一風変わったリアルアクションゲームを楽しめそうな人には。是非。

コスパ

全ステージクリアとキャラクターコンプリートまで10時間弱くらいかな。
値段は850円。まあまあじゃないかな。

感想

最初はそこまで厳しい感じでは無くて、気楽に線を引いて楽しめるんだけど、だんだん本性を現してくる。
床を作りつつ上から落ちてくる障害物を防ぎ、ジャンプした先の天井のトゲにぶつからないように線を引く、なんて芸当が必要になる。
しかも、結構主人公のスピードが早くて、初見では一瞬の判断が求められる。

これがキー操作だったら話は違うと思うんだけど、指で線を引くっていうのは誰でも出来る気になってくる。この、その気にさせてくれるというのがとても大切。
厳しい面でもキー操作だったら出来ないようなスーパーアクションが出来るような気になるのだ。そして実際にうまくいったときの達成感が凄い。

テクニックも慣れてくると色々と出てきて、わざとV字型に線を引いたところに主人公を嵌めると大ジャンプをするんだけど、それをうまくコントロールして一気に罠の多いエリアをスキップ出来たりすると、本当に気持ちいい。

ついついスイッチを手元に持ってきてプレイしてしまう。

決して王道のゲームでは無くて、変わった操作のわき役のゲームだとは思う。
そういったゲームと分かってプレイする分には、想像以上に面白いゲームだと思う。

ただし、難易度はそれなりに高いので、買う時はそのつもりで。
途中でくじけそうになった時は、キャラクター選択を試してみて。あとは中盤が一番ツライと思うので、そこを乗り越えられれば、クリアまでいけると思います。

こんな人におすすめ

・アクションゲームは苦手だけど、凄いプレーをした気分になりたい人
・リアルアクションゲーム好きな人

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