【評価・感想】minit
こんにちは。蓮根です。
今回はminit。
公式の説明では「毎日1分で死んでしまう奇妙な呪いにかかってしまった不幸な運命の主人公を呪いから解き放つアクションアドベンチャー」です。もう、これだけでウズウズしてきません?今までに無かった、1分ごとに死ぬというアイデアだけでワクワクします。
白黒画面のゲームは狙っている感が強い気がして避けてしまうのですが、これは雰囲気に合っている気がするし、ドット絵もいい感じに気に入りました。
という訳で、amazonセールの時に購入です!
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
僕は夢中になる、まではいきませんでしたが、誰でも楽しめる良く出来たゲームだと思います。好きな人はもの凄くハマりそう。
内容
これも公式の説明の続きですが、「ある日、浜辺に落ちていた見慣れない剣を手にした主人公。だが、その剣には拾った者を1分ごとに死に至らしめる呪いがかけれられていたのだ!」とあります。
ゲームスタートすると自宅からスタート。まだ呪いは掛かっていません。ふらふらと外を歩いてみると、浜辺に剣が。これ、拾わないとゲーム進まないんだよなあ、と気が重くなりますが、拾ってみるとやっぱり呪いに掛かります。
呪いに掛かると、画面左上にカウントダウンの数字が表示され、0になると死んでしまいます。死ぬと最後にセーブしたところからスタート、となります。1分ごとに死ぬので、死んだ時の罰則なんてありません。
操作はAボタンでアクション、Bボタンでキャンセル。それにスティックで移動、と極めてシンプル。
最初のセーブポイントは自宅。自宅から出て、1分以内に行けるところを探索することになります。
とは言っても、最初から行けるところはそんなに多くありません。10画面くらいかな?剣で草を切るくらいしか出来ず、置いてある箱が邪魔をして先に進めなかったり。地下は暗闇で道が分からないし。
それじゃあ、どうすれば先に進めるかとなりますが、意外とヒントは少ないゲームです。
人との会話はありますが、次にどうすればいいかという具体的なヒントはありません。結構曖昧なヒントというか、思わせぶりなヒントです。
こういった人との会話とか状況とかから、色々推測したり試したりして先に進めることになります。
ヒントの具合としてはどれくらいだろう、ファミコンのゼルダの伝説と同じくらい、かなあ。いや、ゼルダより不親切かな。ただ、そんなに無茶な謎は無かったと思います。敵全滅とか、怪しいところはしつこく探索とかをやれば、クリアまでは困らないと思います。
どうすれば呪いを解除できるかも、最初分かりません。これも、色々な人の話とか状況とかから推測していくことになります。これも、心配しないでも大丈夫。進めていけば、たぶんこうやって呪い解けるのね、と思うことになります。
アイテムも色々手に入りますが、説明は少なめ。何の役になったのか、わかっていないアイテムもありました。
最初に行ける範囲は狭いので、その中で色々探索すればアイテムが見つかり、行けるところが増えていきます。
このゲームのいいところは、説明は少ないけど、ちゃんとどうやって進めるのかを序盤で肩慣らしさせてくれるところ。最初に行ける範囲でやったことを覚えていれば、最後まで雰囲気は同じです。
最初に行けるところから外に行けるようになると、急に世界が広がります。1分間で行ける範囲だけのはずなんですが、他のセーブポイントもあるので、そこから更に1分の範囲というと意外にも広い世界になります。
マップの作りも良くて、アイテムを手に入れるとショートカットルートを行けるようになる、なんていうのが多いので、1分で行ける範囲が凄い広がる。
色々な世界が広がっていて、砂漠あり、孤島あり。
今の進み具合は、セーブデータのところを見るとパーセンテージで表示されるのでわかりやすいです。ちなみにこの進捗率、クリアしても100%になりません。回収していないアイテム?トロフィー?があるのでしょう、僕は59%でした。
いわゆる、おつかいゲームとは一線を画す、自分で謎を探して謎を解く、といったタイプのゲームです。状況とかから推測して探索する、というタイプのゲームとしては、謎が無茶なく良く出来ていると思っています。
アイテム100%回収や、クリア後に解放されるハードモードなど、やり込み要素は沢山。
こういったゲームが好きな人には自信を持ってお薦めできる、良ゲームだと思います。
コスパ
クリアまでの実プレイ時間が150分。値段は1000円。
値段を考えると、クリアまでしかプレイしないならボリューム少な目って感じです。全部探索するぜって人向けですね。
感想
僕は、クリアすると満足するタイプなので、このゲーム向きでは無かったのかな、と思っています。ランキングは大好きなのですが、裏ボスとかは見向きもしないことが多い。
ストーリー進めるヒントが、「こんなことで困ってるんだよなあ」とだけ言われるようなことがあります。普通のRPGとかアドベンチャーなら、「何々を持ってこい!」ってなるんでしょうけど、このゲームは困りごとをどうやって解決するかをプレイヤーが何とかする感じ。
アイテムとかの探し方も、それっぽいところを探す、という感じなので、言葉だけ聞くと不親切ゲーム、無茶なゲームという印象を持たれそうですが、そうでは無いです。
不思議なんですが、「次はあの謎を解くか」と考えて探索して、ちゃんと見つけられていたんですよね。このゲームの絶妙な難易度設計なんでしょう。
あまり僕が夢中になるタイプのゲームでは無いですが、ここが自信を持ってお薦めできるポイントです。
僕は1日10分、つまり10ゲームプレイというので毎日遊び進めていました。
ですが、最後の方で、剣の呪い解除できる場所に行きついてからは、謎を解き進めたくて結局一気にプレイしてしまいました。本当に、ヒント少ないくせに上手く出来ている。
状況証拠から謎を解く、ノーヒントでも地道に探索する、そんなゲームが好きな人には是非。
僕はやりませんでしたが、最短手順を目指すなんて遊び方もあると思います。
こんな人におすすめ
・ヒント少ないところから自分で考えて解くのが好きな人
・やり込み要素大好きな人