【評価・感想】本格AI搭載大富豪

こんにちは。蓮根です。

今回は本格AI搭載大富豪。

シルバースタージャパンさんから発売された、とにかくシンプルな大富豪。日本人ならみんな大好き大富豪。
AI搭載とまで言っているから、ある程度強ければいいなあ。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

うーん、可もなく、不可もなく。大富豪やりたいならアリ。

内容

端的に言うと、ただ大富豪が出来るゲーム。
結果の記録とかも無い。

ゲーム開始画面でのメニューは2つ。はじめから、つづきから、が選べる。

はじめからはメンバーを4人選んで新しくゲームを開始する。
その後は延々と同じメンバーで大富豪を続けて遊んでいく。続けていく中で、何ラウンドプレイして、そのうち大富豪が何回で、といった情報は表示される。

つづきからは、前回ゲーム終了したメンバと、前回ラウンドの続きからプレイできる。もちろん、前回最後の順位も記録されているからカード交換から開始だ。

メンバーは17人から選択できて、強さが星1から5つで表示されている。

ちなみにメンバーの名前は、同じくシルバースタージャパンから発売されている銀星麻雀のメンバーと、同じだったり似た名前が並んでいるので元ネタがあるんだと思う。「葛城ユウ」と「葛城由宇」とかね。
強い奴も同じ。銀星麻雀で強かった春日は、このゲームでも強いです。たぶんゲーム中最強。

さて、大富豪で重要なのはルール。ルール設定が出来る。
設定できるルールは7つ。

革命あり、なし。
革命ありにすると、ジョーカー入り革命もありになる。

都落ちのあり、なし。
大富豪が続けて大富豪になれないと、順位関係なく大貧民になっちゃうというやつね。他の人が上がった瞬間にそのラウンドは残りカードはプレイ出来なくなる。

スぺ3返しのあり、なし。
ジョーカー単体にスペード3を出せる、というルール。ジョーカーにスペード3を出すと、そこで流れる。

スートしばりのあり、なし。
ありにしても、2枚以上のスートしばりは無い。これが結構ツラかった。

8切り。
8を出したらそこで流れる、というもの。

ジョーカーあがり禁止。
禁止にしても、ジョーカー入りの2枚以上なら上がれる。

2あがり禁止。
革命時の3あがりはOKになる。

それ以外で重要なのは、同じスートの連番で出すのは出来ないってことくらい。
全体的に、大貧民には厳しいルールになっている。

実際のゲーム画面はこんな感じ。下で選択している3枚はAボタン押しても出せない。

操作はXボタンで出すカードを選択して、Aボタンで決定。
Bボタンならパス。一度パスして、また順番がまわってきた時にカードを出すのはアリだ。

各プレイヤーのカード横に出ている丸数字が残りのカード枚数。
こんな感じでプレイして、あがった順に大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民と決まる。

次のラウンド開始はもちろんカード交換からスタートだ。
大貧民なら下の感じで強い2枚を選ぶ。右から2枚選べばオッケー。嘘をつこうとしてもダメだった。

富豪とか大富豪の場合は、手札で最も弱いカードを、と言われるけど、好きなカードで良い。
ペアのカードを崩したくないから、という理由で上のカードを渡すのは問題ない。

しばりとか8切りとかは、画面に大きく表示されるので分かりやすい。

革命の時は背景色と音楽が変わるので、これまた分かりやすい。

相手の強さはまあまあ。200ラウンドプレイしてみたんだけど。
ランダムで選んだ相手に全部のルールありで100ラウンドやってみたら、大富豪率44％。

その後で、一番強いメンバーを相手に都落ちだけ無しで100ラウンドやってみたら、大富豪率34％。

AIは2を出すのを序盤は渋る感じで、強いメンバーでも隙がある。
でも、ずっと大貧民とかだとツマラナイので、気楽にプレイして気持ちよく勝てるくらいで良いんじゃないかな。

さて、このゲームの難点を2つ。

1つはパスを全部押さないといけないこと。
5人のうち自分以外の2人がJ、Q、K、Aとか順番に出しているようなケースだと面倒なんですよ。J出されてQ出されて、パス。K出されてA出されて、パス。こっちは大貧民で絵札持ってないから、自動パスにして！って思っちゃう。
後、1人が上がる直前に絶対誰も出せないカードを出し続けるケースとか。2のペア出されて、パス。8出されて、パス。とか。自動パス欲しい。

もう1つは自分があがった後も、全員の順位が決まるまでのプレイをスキップできないこと。

大富豪が続くと、コンピュータのプレイが終わるまで待たないといけない。
基本的にはパパパパ、とカードが出されるから早いんだけど、パスの時にちょっと止まるんです。
だんだん、ちょっとだけ面倒になってくる。