【評価感想】コンバット!サーチアンドレスキュー

こんにちは。蓮根です。

今回は、コンバット! サーチ&レスキューだ。
タイトル

メーカーはお馴染みのレイニーフロッグ。
最初に書いてしまうが、メーカーロゴ表示が長くてうんざりする。今まででこのゲームが一番長い。
もっとサクサクとゲームを始めさせて欲しい。レイニーフロッグさん、何とかしてくれないかな。

さて、このゲームは公式紹介動画を見てとても気になっていた。
360度スクロールの3Dヘリコプターアクションか!?
しかも(紹介動画が)カッコいい!(紹介動画が)映画みたい!

1500円?大丈夫、大丈夫!
そんな調子でテンション上がって、そのまま購入。買う時に呑んでいたかは秘密だ。

 

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

C評価

 

内容

横スクロールのヘリコプターアクション。あれ?
そう、360度スクロールというのは勘違いでした。移動は左右だけ。
ただし、奥行きもあって、ヘリコプターの向きは4方向、つまり左右と奥、手前に向けられる。

ゲームはステージ毎のミッションクリア制。
自分はBLUE FOR軍。ステージはRED FOR軍との戦場になっており、ミッションをクリアすると戦場を有利にストーリーを進められる。全35ステージだ。
作戦マップ

ミッションは戦闘と輸送の2つに分けられていて、ヘリコプターも攻撃用ヘリと輸送用ヘリがある。
ステージ内容

戦闘のミッションでは攻撃用ヘリ、輸送のミッションでは輸送ヘリだけしか使えない。

戦闘のミッションでは、特定の敵を倒してくる、敵の基地を破壊してくる、敵を全滅してくる、味方の行軍を援護するなどがある。
ヘリコプター1機にそこまで求めるかね、と思いつつ、1機で敵陣の中に突撃していくのだ。

このミッションは、1人で敵本部の破壊をしてこい!という指令。マジか。
戦闘ミッション

輸送のミッションでは、取り残された味方を回収してこい、橋を作りたいから前線まで資材を持ってこい、車を運べ、といったことを言われる。
人を運ぶのはいい。車や資材は重くてヘリの操縦が大変だ。荷物がぐらんぐらん振れて、ヘリが揺れまくることになる。一歩間違えれば墜落だ。
荷物輸送中

ヘリってホントにこんな運び方するの?そう思って調べたら、マジだった。

しかもやっぱり敵陣を突っ切る必要がある。敵の攻撃が厳しくて輸送出来ない時は、輸送先周辺の敵を全滅させてから輸送することになる。
なかなかの重労働になるのだ。輸送ヘリにそんなことをさせないで欲しい。

ヘリコプターや搭載武器は、ゲームを進めて条件を満たすと、新しいものを購入できる。
新しいヘリコプターを新調するとこれまで苦労していたステージも、楽々クリアできる。

でも。これだけ孤軍奮闘で活躍しているのに、金を払わないと新兵器を調達してくれないのか。
「悲しいけどこれ、戦争なのよね」って全然違う意味で言っていた人がいるけど、僕も悲しいよ。
戦争が起きて武器商人が暗躍しているに違いない。

攻撃用ヘリと輸送用ヘリをそれぞれ新しくしていくので、金が掛かる。金を貰うには、ステージをクリアするしかない。
そうすると、簡単なステージを何回かやり直して金を貯めて、となる。
武器商人に金を払うために、無駄な戦闘を繰り返すのだ。これが負の連鎖というやつか。

ステージはクリア時間によって、星1つから3つまで評価がつく。
ステージクリア

順番にステージは解放されていくが、それまでクリアしたステージの星の合計数が規定数に足りていないと、そのステージはプレイできない。
条件は意外に厳しくて、ヘリを新調したらそれまでのステージを全部クリアし直して星を集めて、金を集めて、と進めることになる。ステージ数は35だが、クリアした延べステージ数はその倍以上掛かっただろう。

操作はヘリ独特の操縦を表現しており、少々変わっている。
L、Rで左右移動、同時に押すとホバリングする。
十字キーでヘリの向きを変えることができ、上を押すと奥向きにヘリが向く。これに気付かず、奥の敵を倒すところが最初わからなかった。

攻撃は、攻撃ON/OFFをボタンで切り替える。攻撃自体は自動で行う。
自分で標準を操作するようなことは無いので、ヘリの操縦に集中できる。あくまで主人公はヘリの操縦士ということか。
だが、ヘリの向きや敵との距離によって、敵を倒す速度はだいぶ変わってきてしまう。
戦闘は自動だからと楽観視できない、ヘリの操縦だけでも戦闘のパフォーマンスに大きく影響するのだ。
ヘリ戦闘中

ヘリはどうしても敵の攻撃を食らう。さすがに墜落するでしょ、と思っても耐えてくれる。
基地や物資があるところに着陸して、ヘリを修理できる。ここで、弾丸の補給も可能だ。
着陸ポイント

何度も修理すれば時間は掛かってもミッションクリアできる。
だが、味方の行軍を援護するミッションの場合は、味方が全滅するとミッション失敗になり、時間との闘いになる。

基本的にはヘリを操縦するだけだが、飽きさせないよう考えている。これは良く考えていると思う。

最初の方のステージでは、平地のみが多い。
ダーッと端の方に行って味方を助けて基地に戻って、反対の端にダーッと行ってまた味方を助けて基地に戻って終わり、という感じだ。
だが、途中から高い所が出てきたり、地形が複雑になってくる。
そして中盤から地下通路が出てくる。
地下飛行中

ヘリでそんなところを飛べるのか、と考えたら負けだ。狭い通路をうまくホバリングして天井に当たらないように操縦するのだ。
ヘリの操縦と、星のために短時間でステージをクリアするというタイムアタックが、このゲームの醍醐味だろう。

コスパ
クリアまで10時間以上プレイ。
クリアまでの時間と値段を考えたら、悪くない。

けど、結構単調にゲームが進む。
僕は夢中にならなかった。惰性で進めたというのが正直なところだ。

つまらないとは言わない。コスパは普通だと思う。

感想

勢いで買うと、後から反省するよね。
酒に酔ったまま買ったCDは、翌朝買った理由を必死に探すことになる。

このゲーム、地形はそこまでバラエティに富んでいるわけでないし、ミッションのバリエーションもそこまで多くない。
途中からは同じような地形、同じようなミッションと感じてくる。
難しい地形は結局狭いところになるので、後半は地下が増える。

操作もシンプルだし、単調になりそうなゲームだ。
その割には、簡単になり過ぎず、まあまあのやりごたえがある。
同じような面が続きはするが、戦闘と輸送を分けて飽きさせないようにし、ヘリや武器の購入でプレイヤーの目標を増やそうとしている。
各面にメダルみたいなのが隠されていて、それを集めると購入できる特殊ヘリ用意されている。

努力は認めるんだけどね。
やり込むという程、プレイヤースキルのレベルアップが楽しいと思わなかったし、クリア後のお楽しみも、そこまでは用意されていない。
かと言って、ライトに楽しむというにはポップさに欠ける。みりんちゃんなら「可愛くない」の一言で済ませてしまいそうだ。

どうも中途半端さを感じてしまう。
つまらない訳ではないので、ヘリ操縦というゲームの設定を楽しめる人にはいいかも。
楽しいのは攻撃よりレスキュー。レスキュー寄りの人におすすめしたい。

おすすめの人

30%くらいのリアルさの戦闘アクションものが好きな人
ヘリで救助に憧れる人(自分で銃の照準合わせるなんて興味ない人は特におすすめ)