こんにちは。蓮根です。
今回は16Bit Soccer。

Return Of The Obra Dinnで頭を使いまくっていた時に、簡単なゲームをやりたいと思ってセールで購入したゲームです。よくあるサッカーゲームかなってイメージで買いました。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

点が入らなさすぎてツラかったです。

内容
操作するキャラクターを切り替えて、パス、シュートなどの操作をするアクションのサッカーゲームです。選択できるモードは「クイック試合」「大会」「リーグ」があります。リーグ戦は各国リーグ、大会はヨーロッパ大会とワールドカップが選べます。

メンバー選択とか交代はなし。フォーメーションは選択可能です。ちなみに、フォーメーションは結構重要な気がしています。「フォーメーションは電話番号のようなもの」といった監督もいますが、このゲームでは勝率に関わってきそうです。
日本代表のメンバーはこんな感じ。

元ネタが誰かさえわかりません。唯一想像できるのは、背番号7のEnduと言えば遠藤かな、というくらい。Moareは日本人の名前じゃない気がしています。アナグラムでAmore（アモーレ）で長友を指しているとかいうギャグなら驚きですが。そして、キャラ毎の能力差はなさそうです。たぶん。

操作は、ボールを持っていない時は、操作するキャラ選択とタックル。ボールの一番近くのキャラに切り替わります。キーパーの操作は良い感じにやってくれます。何故かちゃんとシュートストップするので、自分で操作しているのかさえ分かりません。

ボールを持っている時がちょっと変わっていて、Xでパス、Bでシュート、Aで左カーブ、Yで右カーブです。B、A、Yのボタン操作は長く押してから離すと強いショットが撃てます。

さて、プレイはもちろん日本を選択してワールドカップをプレイ。ワールドカップ優勝を目指します。選択できるチームはものすごく多いです、が選手の元ネタが判断できないのであまり愛着わかないのが欠点。

ワールドカップでは、ちゃんと各ブロックごとのリーグ戦があって、リーグ戦を抜けるとトーナメント。

1試合は3分くらいかな、結構早く終わります。そして、点が入らない。失点するとも思えないのですが、得点も決まらない。キーパーと1対1になるのは簡単ですが、近距離からでもキーパーが触れられると取られてしまうので、キーパーが届かないところに蹴る必要があるのですが、これが難しい。
僕の場合は、3試合連続でスコアレスドローの後、4試合目の延長でやっと1点入りました。

ボールやキャラクターの移動は早くて、味方の位置さえ把握できていれば簡単にパスは繋がります。ボールを奪う時は体当たりでも大丈夫ですし、タックルでもオッケー。タックルはファールになることがあるのですが、相手が転ぶのでボールを奪った後にすぐ奪い返されないというメリットがあります。

守備は上手くボールが奪えないことはあるもののストレスなし、パスは思った通りできるので気持ちよいです。シュートが決まらないことだけ、ですね。ストレスなのは。

点が決まらないのはPKも同じ。

PKは蹴る方向の矢印が弧を描くように動きます。ボタンを押すとその方向に蹴る、それだけです。
2回PK戦を経験して、1-0と2-0かな。キーパーの守備範囲が広いのと、端を狙うと枠内に入らず、なかなか決まりません。

結局、ワールドカップを2回プレイしたのですが、1回目は決勝で失点して準優勝、2回目は無事優勝し、その間の失点は1回目の決勝戦で取られた1点のみ。
プレイしている間で一番楽しかったのは、決勝戦で1点取られて、早く1点返さなきゃって思っている時でした。

コスパ

ワールドカップ優勝まで1時間程度。
値段は555円。セールで買ったものの、あまりコスパ良いとは思えません。

感想

ファミコン時代なら、アリだったと思います。
スーファミなら、プライムゴール2の方が断然面白かった。思い出補正を含みますが。エスパルスを使っていた記憶があります。

何と言っても、点が決まらないことに尽きます。もうちょっとCPU強くて、ワールドカップ優勝まで苦労するくらいが良かった。そして、どちらにも点が決まらないので何も起きないサッカーゲームみたいになってしまいました。ゴールがもう一回り大きければ。

後は、せっかくチームを選べるんだから、元ネタがわかるくらいの名前にしてくれた方が楽しめたと思います。アルゼンチンとあたったのに、相手にメッシっぽい人がいないなんて。

16BitSoccerという名前ですが、楽しめ具合としては8Bitで留まってしまった感じです。

ただし、シュートがこれだけ決まらないので、逆に決まった時の喜びはものすごいです。初得点の時は、思わず立ち上がりました。シュートのリプレイが出ますがそれもしっかり堪能できます。

あまり負けないゲームだと思うので、生みの苦しみの後の喜びを味わいたいならぴったりかと思います。

こんな人におすすめ
・サッカーゲームでシュートが簡単に決まり過ぎて、点を取る喜びを忘れちゃった人
・なんでもいいからワールドカップ優勝したい人