【評価・感想】Venture Kid
こんにちは。蓮根です。
今回はVenture Kid。
8Bit臭溢れる、アクションゲーム。
頑張っている感あるし、セールで安くなっているし、購入してみた。
評価がとても難しくて、1周プレイした時点でD評価のつもりだったんだけど、2周目をクリアしてC評価に見直しました。
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
C評価は高すぎかもだけど、これくらい。
内容
恐らく、ロックマン好きな人が作った、ロックマンオマージュというか、ロックマンリスペクトなゲーム。
ロックマンみたいなスピード感とかアクション性、カッコよさはだいぶ足りていないけど、探索要素を強めたと思っている。
ストーリーを簡単に説明してしまうと、悪い博士のテクロフが宇宙要塞を作っていて、何か悪だくみしているっぽいから止めに行く、って書いてみたら言ってることめちゃくちゃだな。でも、そういうネタっぽいところも楽しむゲームです。
主人公のアンディが、きっとなにか悪だくみをしている、という彼女の推測を真に受けて冒険開始。
彼女がそう言うなら仕方ない。男の子はカッコつけるのも大切。協力してあげましょう。
操作はロックマンと同じ、、、じゃなかった。
左右移動とジャンプ、それに武器の利用。LRで武器を選択できる。
最初から使える武器は弾数無制限のショットだけ。
ステージをクリアすると、おじさんが新しい装備を用意してくれて使えるようになる。
増える装備はブーメランとか敵を凍らせるショット、火柱とか。
変わったところでは、2段ジャンプや地形のトゲを踏んでも死なないブーツなんかも選択する装備となっている。ので、2段ジャンプをしたいときは、LRで武器として2段ジャンプを選択しないといけない。
最初のショット以外は全部、武器ごとに使用可能回数が決まっている。
ステージクリアすると使用可能回数は全回復するし、使用回数を回復するアイテムを持っていればいつでも利用できる。
ちなみに、+ボタンでボス戦中以外利用できるショップもある。ショップでも武器の使用回復アイテムとか購入可能だ。
ゲームの流れはロックマンと同じ。ステージを選択すると冒険開始。道中の敵を倒しながら進んでいくと一番最後にはボスがいる。ボスを倒せばクリアだ。
例えばステージ1は森。
敵は蜂とか蛇、クモなんかが出てくる。勇んで来た割りには日常的な冒険になっているのだ。彼女もテクロフを止めると言って出て行ったと思ったら蜂を撃ち殺しているとは思ってないだろうな。
道中の攻撃はまったく歯ごたえが無い。
ステージ1だけかと思うと、これがずっと歯ごたえが無くて、攻撃が激烈になるようなことは最後まで無かった。1画面に同時に出てくる敵の最大数はたぶん3体くらいじゃないかな。
それじゃあ最後まで簡単なのかというとそうでも無い。
中盤までは穴に落ちたりはあるけど基本的には楽勝。だけど、終盤は当たると一撃死のトゲが大量に配置されているようなステージが続く。完全な障害物避けゲーになる。
これが1周目にプレイした時に評価を高くしなかった一番の理由。
終盤は結構死んでコンテニューしまくったけど、敵の攻撃が厳しくて死んでるんじゃなくて、障害物を避ける操作をミスって死んでいるだけってのがちょっとね。爽快感が無い。
ボスもあんまり強くない。
攻撃パターンを覚えるという程のパターンは無くて、少し覚えてちょっとだけ避けられたら後は無敵時間を利用してごり押しでも何とかなるくらい。初見でも結構イケる。
ボスの趣向は凝らしていて、1面の森は豹(?)、2面の街はバイク乗り。その先も多種多様な方々が出てくる。ボスの種類を全部並べたら、違うゲームのボス?って思うくらい多種多様。ボス全員集合の会議があったら会話にならなさそう。
テクロフ一味の一貫性の無さがヤバいというか、テクロフの懐の深さが凄いというか。これをボスにしなきゃいけない程の人材難なのか。とにかく凄い。
敵の攻撃は大したこと無いけど、探索要素はちょっとだけある。
1ステージに1つ、宝があったり、1Upや武器使用回数回復アイテムが少し取りにくい位置に配置されていたり。
探索要素もちょっとやったら分かるくらいだとは思うけど、不親切さが無くて、説明は無くても何とかなるくらいなのが良い感じだ。
ゲームは、クラシックモード、アドベンチャーモード、サバイバルモードの3つ。それにクリアするとボスラッシュモードが遊べるようになる。
クラシックモードとアドベンチャーモードの違いは、ステージを順番にプレイするか、選択できるかの違い。
サバイバルモードは延々と区切られた道中を部屋単位で進んで行って、何部屋クリアできるかを競うモードだ。
だいぶネガティブなことばかり書いている気がするけど、こんなゲームなのにバッドエンドがあります。
ある条件を満たしていないと最終決戦前、テクロフに逃げられちゃう。
もう一回やり直して隅々まで探索してみたら、意外と考えて作ってあるなあと感心した。最初の評価が低すぎただけかもしれないけど。
キャラクターとかはネタ満載で、ツッコミどころ多数。ゲームの難易度は終盤のイライラはちょっとあるけど、基本的に低い。
難しくないロックマン風アクションゲームで、探索を楽しみたい人に。どうでしょう。
コスパ
980円で2周プレイとサバイバルモードを少し遊んで5時間程度。もうちょっと楽しみたかったかな。
感想
最後の最後でバッドエンドって言われたのは少し堪えた。
ただ、最初からやり直しても2時間程度でクリアできるし、イヤらしいところが無いゲームなのでもう1回出来たかな。
このゲームの難点を言うと、やっぱり難易度設定がイマイチってこと。
敵の攻撃が大変なんだったら工夫し甲斐もあるけど、地形が難しいだけっていうのが残念。
ボス戦ももっとボスの弱点の武器を探したりとかあったら良かったのに。一番苦労したボスでも3、4戦くらいかな。基本的には最初から利用できるショットで倒せる。
武器の利用回数を制限したのが、ゲームの幅を狭くしている気がする。
雰囲気はだいぶ違うけど、サイバリアンがとても似たゲームだと思う。
サイバリアンは遠距離攻撃が増えるとかあるけど、武器が増えるっていうよりも操作が解放されていく感じ。
Venture Kidはロックマンみたいに武器が増えていく感じだ。
ただ、どっちもボス戦に楽しさのウェイトを置いたアクションゲーム。
どっちか選べと言われたら、サイバリアンをお薦めするかな。サイバリアンの方が、ボス戦が楽しかったから。
Venture Kidは無敵時間を利用して無理やり倒せちゃうけど、サイバリアンは避ける時間があってから攻撃する時間があるので、どうしてもボスの攻撃パターンを覚える必要があった。
Venture Kidの良いところは、これまでにも書いた通り、探索要素が凝っているところ。
スルーしてもクリア出来ちゃうんだけど、ちゃんと回収しようとしていくと意外に楽しくて、僕は砂漠の仕掛けは好きでした。
こんな人におすすめ
・ロックマン好きで、道中に落ちているアイテムは全部取りたいタイプの人