【評価・感想】怪盗ツインズ

こんにちは。蓮根です。

今回は怪盗ツインズ。

このゲームはなかなか思い出深くて、面白そう!と思って発売後すぐに購入したゲーム。
そこからみりんちゃんとたまーにプレイして、最近ようやく全ステージクリアした。

発売が2018年10月だから、クリアまで1年ちょっと掛かったのか。長かった。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

A評価
これ、2人プレイは相当面白いです。

内容

このゲーム、設定資料が見られて、結構面白いのでその紹介から。

主人公たちは曽祖父の代から続く怪盗一族。今は4代目当主のレオンが「怪盗団ファミリア」として指揮している。
怪盗団のポリシーは「盗みをおこなうのは悪を懲らしめる時」で、盗み出したものを別の顔である資産家の立場を利用して貧しい人々に還元している。
怪盗団ファミリアは5人家族。
父親のレオン、母親のローズ、兄のミシェル、そして双子の兄妹のルークとレベッカだ。

このゲームのメインである2人プレイは、双子の兄妹が主役。
怪盗稼業で末端の仕事しか任せられないことに不満を感じているルークが、両親に自分たちの力を証明するために、レベッカと2人でこっそりと大規模な怪盗計画を練る、という話になる。

ちなみに1人プレイは、兄のミシェルが主役。
双子の怪盗計画を知ってしまったミシェルが、関連するターゲットを調べて、2人に内緒で計画が成功するようにフォローする、という話だ。

さて、ゲームの内容だ。まずは2人プレイの説明から。

2人プレイはJOY-CONをおすそ分けしてプレイする。ルークとレベッカをそれぞれ操作できる。
画面は左右に2つに分割されていて、ルークとレベッカの周囲が常に表示される。

操作はシンプル。
スティックで上下左右移動。ボタンで目の前の物を操作。
それに牢屋の扉やゴールの扉を開ける時は、JOY-CONを振る!

このJOY-CONを振るという操作が意外にもいい味を出している。
ライトな雰囲気というか、ポップな雰囲気というか、簡単に遊べる雰囲気にとても合っている。
1人プレイで携帯モードでプレイする場合はJOY-CONを振る代わりにボタン連打になるけど、絶対JOY-CONを外してプレイするのがお薦めだ。

ゲームはステージ制で、制限時間以内にダイアを盗んでゴールまで行きつけばクリア。
1人だけ捕まったら牢屋から脱出すればいいんだけど2人同時に捕まってしまったり、制限時間オーバーしたら失敗だ。

2人プレイは全10ステージ。館やカジノ、遺跡なんてステージまで用意されている。

ゲームが始まってダイアを盗もうとしても、最初は通れない扉があってダイヤまで行けないはず。
赤と青の扉、それに赤と青のバリアみたいなのがそれだ。

赤と青の扉を開けるには、カードキーが必要。

ただし、カードキーは赤と青があって、1人1枚しか持てない。つまり、赤のカードキーを持っている人しか赤い扉を開けられない。
さらにバリアを解除するには、パソコンを起動する必要がある。これも、赤のパソコンを起動するには赤のカードキーを持っていないとダメだ。

更にスイッチがあって、押している間だけ障害物が通れるようになるスイッチ、2人同時で押すと障害物が解除されるスイッチ、押すと一方の障害物はオフになって、一方の障害物がオンになるスイッチなど。

これらの障害物を解除したり、うまく利用したりしながら進むことになる。

それ以外にも、見張りを引き付けるための非常ベル、暗い部屋の電気、など。様々なギミックが用意されている。

ステージ開始前にはこんな感じで地図が表示される。
これで、カードキーの場所、パソコンの場所、ダイアの場所などを把握できる。

プレイするときは、最初に地図を見て、どうやってプレイするかを2人で相談するところからスタートだ。計画するところから既にゲームは始まっているのだ。
例えば、自分は赤いカードキーを取るから、青いカードキーはお願い、とか。その後パソコン起動に行くから、ここの見張りを引き付けて、とか。脱出までのルートをわかる範囲で打ち合わせることになる。

もちろん、プレイしている間も想定外のことが沢山起きる。
見つからずに行けると思っていたら見張りに見つかってしまって、逃げているのでその間に盗っちゃって!とか。予定外に捕まって計画通りにいかなかったりとか。

見張り数人を引き連れて逃げ回るようなアクション要素もあれば、完全なパズルステージがあったり、ステージによって色々楽しめるようになっている。
ただ、どの面も2人でコミュニケーションは絶対に必要で、2人でプレイするのにぴったりだ。

中盤のステージくらいからだんだん難易度が高くなって、たぶんだけど小学校低学年くらいのお子さんではちょっと難しいかも。
後半は大人2人でも、どうやってクリアするか頭を悩ませたり、アクションが難しかったり。
1ステージクリアするのに数プレイ掛かった。その分、クリアした時の喜びも大きい。

1人プレイは、ルールは基本的に同じなんだけど、捕まるとハートが減ってハートが0になったら終わりとか、カードは1人で2枚持てたりとか、そういった違いがある。
もちろん、2人で同時押しなんて仕掛けは無いので、カードを集めて、パソコンを起動して、ダイアを盗んで、ゴールというのを1人で時間内にクリアする、ということになる。

1人プレイでは全5ステージ。当然2人プレイとは違うステージが用意されている。

1人プレイも意外にも面白くて、5面の難易度はなかなか。
このゲームを1人プレイの為に買うのはまったくお薦めしないけど、買ったなら1人プレイもやってみて欲しい。

コスパ

2人プレイをクリアするのに、3時間弱くらい。
1人プレイをクリアするのを含めて5時間以上。たぶん、5時間ちょっとくらいと思う。

980円するのでコスパが良いとは言えないかな。

感想

コスパ重視評価の当サイトだけど、このゲームはお薦め。
操作が簡単で、ルールも誰でもすぐわかって、2人でこれだけ盛り上がれるのはなかなか無いと思う。

協力ゲームとしてはOverCookedとかあるけど、あれとはだいぶ雰囲気が違う。
OverCookedとかの場合は上手い、下手が分かりやすくて、下手な人は何も働いていない、みたいになっちゃう。

それに比べると、このゲームは1人1人の上手い、下手っていうのは分かりにくい。2人でゴールまでにやらなきゃいけないことを分担するので、1人がスイッチを押している間にもう1人が、という感じにやることが違ってくるのだ。
そうすると、1人が上手いかどうかは意識することもなくて、2人でダイアを盗むためにどうやって動くか、という感じになる。

あまりゲームしない人相手に一緒にプレイするとかだと、操作が簡単なので、どうやってクリアするという部分に集中できるし、何よりクリアした時に2人で達成感を味わえるのが何より良い。

追加ステージとか発売して欲しいし、続編も出して欲しいけど、あまり人気ないのかな。
2人でプレイする協力ゲームとしては、超お薦めです。

こんな人におすすめ

・2人での協力ゲームを探している人

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