【評価感想】Jotun: Valhalla Edition
こんにちは。蓮根です。
少しばかり忙しくて、4月からGWの間は殆どSwitchで遊べないでいました。
さて、今回はJotun。
北欧神話をモチーフにしたアクションゲームだ。
ストーリーは、バイキングの娘(トーラ)が溺れ死んじゃうけど、5人のヨトゥン(Jotun、巨人のこと)を倒せばヴァルハラに連れてってくれるチャンスを貰う、みたいな感じだ。
モチーフとは言いつつ、北欧神話は当然知っているよね!?という勢いで、地名も人名も使ってくる。
メニューに「ギンヌンガガプに戻る」とか書いてあって、ギンヌンガガプって何だよ!ってなるので、やる前にWikiで少し調べるのがお薦め。差し当たっては、下のページを見ればOK、後は必要に応じてリンクを見ていこう。
Wiki「霜の巨人」のページ
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
人は選ぶけど十分アリだと思う。好きな人は好きなんじゃないかな。
内容
2Dアクションゲームだ。目的は最初にも少し書いたけど、5人の巨人を倒すこと。
上から見たビューになっていて、操作は左スティックで上下左右移動、斧攻撃、溜め攻撃、緊急回避。
それに、色々な能力を覚えていって、使用回数制限はあるけど、能力を使える。回復とか、移動力アップとか、防御とか。変わったのでは、同士討ちをさせたり。
ゲームは「ギンヌンガガプ」という場所がホームみたいな扱いになっている。
モンハンで言えば集会所っぽい感じ。Wikiによれば「世界の創造の前に存在していた巨大で空虚な裂け目」らしい。なるほど。
ここから5つの世界に繋がっていて、それぞれの世界にはヨトゥンがいる。
5つの世界では、2か所のステージがあって、各ステージにはルーンがある。
ルーンを2つ手に入れればヨトゥンへの道が開く。
各ステージは北欧神話の世界になっていて、氷の世界、火の世界、ユグドラシル(世界樹のことね)など、趣向を凝らしている。
このゲームの一番の見どころのひとつは、各ステージの美しさ。
これが動くの?と思うくらいステージは綺麗で、雑魚モンスターとかは殆どいなくてルーン集めは楽勝なんだけど、画面の綺麗さだけでやっていける。
下の写真もゲーム画面で、わかりにくいけど普通に主人公を操作して橋を渡っている。
ステージは一応探索要素もあって、能力を覚えるところがあったり。
よくわからないリンゴを手に入れたり。
難しいところは全くなくて、掛かっても1ステージ30分くらい。画面の綺麗さを堪能しているうちに終わるくらいだ。
さて、ゲームのメインはヨトゥン戦。
対巨人がこのゲームのメインで、見どころだ。
これまたやっぱり画面が綺麗。巨人が恐ろしいくらい普通に動く。
画面のビューは自動でアップになったり、引きになったりするんだけど、これも自然。勝手に動いて見づらい、なんてことは一度も無かった。やるなあ。
巨人は、僕の想像では体長50mくらいはありそうで、斧を振るっても、せいぜい足の指を切る程度だ。
全然ダメージを与えられない。ってか、見た目で絶望感を与えてくる。
相手は、体の大きさを生かして体当たりをしてきたり。ダメージも一撃で相当削ってくる。もちろん、ガードなんて無いし(能力で盾はあるけど)、ダメージ食らった後の無敵時間が無い。
後半のヨトゥン戦では一回失敗すると連続して食らって終わりみたいなことが結構あって、厳しい戦いだ。
ポジティブな事を言うと、ヨトゥンはそれぞれの攻撃方法が全然違っていて飽きない。
雑魚敵が大量に襲ってくる、なんて変わったヨトゥン戦もあって、倒し方にあまり工夫を凝らせるゲームでは無いんだけど、倒し方を考えることになる。
あと、このゲーム、北欧神話をナレーションで説明してくれるんだけど、何語か分からない低い声のカッコいいナレーションが入る。字幕はもちろんあるので意味は分かるけど、ナレーションもカッコいい。
とにかく、見せ方の上手なゲーム。
ゲームの面白さとしては普通、難易度は後半少々高めだけど、楽しめると思う。
コスパ
5時間以上、たぶん10時間弱はプレイしたと思う。
序盤はイマイチかな、と思ったけど、後半のヨトゥン戦はまあまあ楽しかった。
とはいえ、1500円もするのでコスパは普通か、ちょっと低いくらいかな。
感想
とにかく、画面の綺麗さがすごい。
画面写真を見て何とも思わないなら、絶対に買うべきじゃない。
画面の綺麗さとか、雰囲気とかが、このゲームの良さの7割くらいを占めていると思う。
ヨトゥン戦は序盤は楽だったんだけど、中盤に負けるようになって、終盤に苦労した。
特にラスボス。個人的にはHOLLOW KNIGHTのラディアンスより大変だった。
ヨトゥン戦は基本的に長期戦になったら不利なので、とにかく短期決戦に持ち込むようにしていた。
ラスボスは体力を半分にするまでと、最終盤の攻撃がつらい。
なので、最初に溜め切りを当てて、移動したらついていって3回切ってからスピードアップを使って、攻撃力アップで2回溜め切りを当ててから槍を避けて、溜め切りを当てて・・・といった感じで序盤のパターンを考えることになった。
苦労したけど、ここら辺は楽しい。
無敵時間が無いので、ごり押しがきかないというのが、難易度が高い理由。
主人公の移動が遅いので、避けられない位置にいるとどうやっても避けられないので、相手の攻撃を覚えていくしかない。
単純に面白いアクションを探しているならもっとお薦めのゲームはあるけど、映画のように見せ方の上手なゲームを探しているなら、お薦めできる。
こんな人におすすめ
・ゲームは演出重視な人
・北欧神話に興味がある人