【評価・感想】パスパルトゥー:アーティストの描いた夢

こんにちは。蓮根です。

今回はパスパルトゥー:アーティストの描いた夢。

このゲームは発売された時から気になっていたゲーム。こういった、アイデア勝負みたいなゲームこそがインディーズソフトの醍醐味だと思っている。

ところでパスパルトゥーって何?有名な画家の名前?って思ってWikiを見てみたら、なんと映画80デイズのジャッキー・チェンの役名から取られたらしい。こういうの、いいね。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

B評価
僕はこれ、だいぶ好きです。ただ、起伏が無いのがね。

内容

画家、パスパルトゥーになって、絵を描いて、売って、という画家シミュレーションだ。
貴族とか出てくるから、数百年は前のフランスが舞台だと思う。

ストーリーモードとエンドレスモードがある。
エンドレスモードはエンディングも無くて、ずっと絵を描き続けられるらしいけど、ストーリーモードをプレイした。

ストーリーモードは、お芝居のように第1幕からスタートする。雰囲気がゲームに合っていて、気が利いている。

舞台はフランスの裏路地。
パスパルトゥーが小さなスペースをアトリエとしたところから物語はスタートだ。たぶん。

出来ることは、絵を描くこと。そして、絵を売ること。
それ以外は基本的に何もしない。一応持ち金があって、無くなるとダメっぽい。ただ、パスパルトゥーが使うお金は、ワインとバケット、それに家賃だけ。

ある程度の値段で絵は売れるので、お金はすぐに気にしなくなった。

他にやることが無いので、絵を描く。イーゼルを選択すればお絵かきスタートだ。
絵を描く画面はこんな感じ。

色を選択して、画材ツールを選択して、ボタンを押しながらスティックでキャンバスに絵を描ける。
選択できる画材ツールは、最初は筆だけ。ストーリーが進むと、スプレーとか鉛筆とかも選択できるようになる。

操作は、ボタン操作の時はXボタンで色選択。これが結構操作しやすくて、Xボタンを押すと色が円形に表示される。スティックで使いたい色を選べばOKだ。

そして、ZL、ZRで線の太さ、L、Rでカーソルの移動速度を変更できる。

もちろん、タッチ操作にも対応。僕はずっとタッチ操作でプレイした。
絵を描く操作は全般的にやりやすい。強いてストレスだったことを上げれば、タッチ操作している時に手のひらが画面端を触ってしまうと、指で触れている箇所から手のひらが触れた箇所までの直線が引かれてしまうこと。
このゲームは消しゴムが無いので、面倒だった。とはいえ、操作ミスなので仕方ない。

描きあがったら作品名を付ける。これが最初に描いた絵。

完成した絵はすぐに店頭に並べるのだ。
売りに出した絵を買いたい人がいると、値段を言ってくる。

値段がOKなら売却、気に入らない場合は断れば良い。他の客がまた値段をつけてくる。
OKとNG以外にもう1つ選択肢があって、天秤みたいなアイコンがそれ。何が起きているかよくわからなかったんだけど、選択すると値段が少し変わった。他の人の付けた値段と天秤にかけられる、ということかな。

そんな感じでどんどん絵を売っていくと、だんだん評判になってるとの噂が。

ただーし、プレイヤーがやることはひたすら絵を描くこと。
それ以外にやることは無い。芸術の評価は人が決めることで、芸術家は作品を作るしか無いのだ。

そして、評論家の目に留まり、路地裏で描く生活からは脱却する、というところで第1幕終了。ちなみに僕が第1幕で描いたのは13作品。多いのか少ないのかはわからない。

第2幕は、たぶん選択肢によって変わると思う。町のアトリエが舞台だった。

第2幕で使える画材ツールが増えたりするけど、やることは変わらない。ひたすら絵を描く。
そして最後の舞台は、、、ここは一応ネタバレしないでおきます。第3幕もやることはもちろん変わりません。

コスパ

1099円で、1回エンディング見るまで4時間。
ただ、エンディング見たら終わりってゲームじゃないので、好きなだけやれるゲームです。絵を描くだけだから。

という訳で、コスパはあなた次第。僕は今2周目をプレイ中です。

感想

昔の芸術家にパトロンがついていたのが納得。こんな感じだったんだろうなあ。
下の絵は終盤に描いたけど、パトロンが17,660で買ってくれた。序盤の値段は何なのか。

ゲームは本当に絵を描くだけなんだけど、その絵が評価されるのが楽しい。
どうやっているかわからないけど、最初の頃、ちゃんと描いた絵は500くらいで売れるけど、これはちょっとなあと自分で思う絵は200くらいでしか買い手がつかなかったり。良い評価してくれます。

あとは、雰囲気。
幕間の表現とかが凄く舞台感を出していて楽しいし、ゲームの舞台に雰囲気があっている。
音楽も邪魔にならず、好感を持てた。

ちょっとなあという部分を挙げるとすれば、根本的なことを言ってしまうけど、ゲーム性。
やっぱり、絵を描くだけじゃなくてもう少し操作する要素があればいいのにとは思う。
せめて、お金についてはもうちょっとシビアにしても良かった。今いくら持っているかも気にしなかったし、そもそも残金を見る方法もわからなかった。

あまりに事件も起きず、ただただ絵を描くだけ。このゲームを買うならそれを承知しておいた方が良い。

あともう1つ。描いた絵は後で見返せると楽しかったかな。

とは言え、僕はテレビ観ながらちょっと絵を描いたりするくらいでも楽しかった。
個人的にはお薦めです。

こんな人におすすめ

・絵を評価してくれるってのに面白みを感じる人

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