【評価・感想】NOT NOT
こんにちは。蓮根です。
今回はNOT NOT。
このゲームは友人から面白いと聞いて買ってみたゲームです。どんなゲームかも知らずに、「面白い」という言葉だけで買ったので先入観ゼロでした。
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
ワンアイデア勝負。値段分以上楽しめました。
内容
ステージクリア型の反射神経ゲームです。分類が難しいですが、一応パズルにしました。
ルールは簡単。ブロックに書いてある条件の方向に進むだけ。そのステージの規定回数分、間違えずに進めればクリアです。
条件はこんな感じ。
「なし」の場合はどっちにも進まないなので、「なし」「じゃない」なら4方向の何れかに進めばオッケー。今回は「なし」「じゃない」「じゃない」なので、否定が2回、つまり動かずにいるのが正解です。
箱の周囲の線が消えると時間切れ。それまでに行動を決めないといけません。この場合は、箱の周囲の線が消えるまで動かないでいれば大丈夫です。1ステップクリア。
1つのステップをクリアすると次の条件が表示されるので、その条件の通りに時間切れまでに行動して、を繰り返していきます。
全体のステージはこんな感じ。
上に「否定」と書いてあるのが、そのステージで新しく追加される条件。そして、難易度が「通常」「難解」「極限」の3つ用意されています。
難易度はクリアするまでのステップ数が20、30、40と増えるだけでなく、文章の長さが変わってきます。「通常」では1つ、「難解」では2つ、「極限」では3つが最大数となります。
例えば「通常」では「右じゃない」までですが、「難解」では「右じゃないじゃない」という文章が、「極限」では「右じゃないじゃないじゃない」という文章が登場してきます。「右じゃないじゃないじゃない」は「右じゃない」と同じ。右以外に進めばオッケーです。
そして横にステージが進むたび、新しい条件が追加されていきます。否定やor条件、色なんてのも追加されます。
この「緑色じゃないじゃないじゃない」の場合は、わかりますかね。青、つまり上に進むのが正解になります。
実は上の画面は、条件が色が出ている以外にも、文字に色が着くというのも追加されたステージ。気にしなければ大丈夫なはずのですが、意外にも文字に色が着いていると間違えるものです。青で「緑色」って書かれると勝手に脳が青?って判断するのかな。
最初の否定(じゃない)程度なら鼻歌まじりにクリアしていけますが、1つずつ確実に厳しい条件が増えていきます。そして、複合します。たぶん最初の難関は「または」。
「右じゃないじゃないまたは上じゃないじゃない」とか言われた時に時間内に判断し切れるか。AND条件(と)との瞬間の見分けが重要です。制限時間はたぶん2秒くらいなのかな。慣れるまでは「または」が大きな壁になりました。
ただし、それも序の口。
終盤はこれ無茶じゃない?と思うくらい、反射神経では判断しきれないくらいの難易度になってきました。
1プレイは短いので、ちょっと起動して少しの時間だけ遊ぶということが出来るゲーム。switchに適したゲームだと思います。もう1回だけ、となってしまって、少しの時間のつもりがなかなかやめられないのが欠点です。
シンプルなのに癖になりやすい、良く出来たゲームです。
終盤は結構な難易度になるので、特に最後までクリアしないと気が済まない人は覚悟してプレイした方が良いです。
コスパ
200円で5時間程度プレイ。
期待していた以上遊びました。
感想
最後の手前のステージでクリア出来ずに諦めました。悔しい!
「と」「または」の見分け、あり得るパターンとあり得ないパターンの見分け(「右と右じゃない」はあり得ないけど、「右と左じゃない」はあり得る)いう辺りだけでも十分難しい。たぶん、それくらいの難易度が自分には程よく難しくて楽しめるくらいでした。
ゲームのアイデアはとても良くて、本当に癖になるゲームだと思います。30分くらい遊ぶか、と思って始めたら、気付いたら2時間以上遊んでいたりしています。
内容では触れませんでしたが、複数人での対戦プレイも出来るので、パーティーゲームっぽく遊ぶのもありなのかな。ガチなパーティーになりそうですが。
ただ、先に進むととにかく難易度が高くなりすぎるのが気になるところ。
そのステージで追加された条件だけならまだしも、それまでに追加された全部の条件が使われるので、終盤は相当厳しいです。
あと、影響の大きな条件があって、それが追加された時の厳しさが大変です。
この通行止めの標識みたいなのがある場合、書いてある条件の否定になるんですが、これが本当に厳しい。冷静に時間を掛けて考えれば、赤または青なので全方向が対象だけど、その否定なので動かないのが正解とわかりますが、これを瞬間に判断するのは大変です。
厳しいのですが、繰り返していると慣れてきてある程度は出来るようになるのが楽しいところ。あるレベルまでは成長を感じてツラくも楽しめていけました。終盤は限界を超えた!と思ったので止めましたが。
ちょっと楽しそうと思う人は、途中で止める気持ちを持って始めるのがお薦め。ツラくなったら止め時です。
最後まで絶対やってやるって人は、全ステージゴールド縛りで。チャレンジし甲斐がありますよ。
何れにしても、値段以上は遊べるゲームだと思っています。
こんな人におすすめ
・反射的に判断するようなゲームが好きな人
・短時間での判断力に自信がある人