【評価感想】Flood of Light

こんにちは。蓮根です。

今回はFlood of Light。

見た目はちょっと綺麗だけど地味なパズルゲームだ。
このゲーム、買ってみたはいいけど地味でやる気がおきなくて、しばらく寝かせていたゲーム。
主人公の移動遅いし。ずっと雨降っているし。全体的に暗いし。

ようやくやる気になって、プレイしてみたら意外に面白かった。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
B評価
意外にアリです。
パズルは手軽でちょっぴり考える程度、でも達成率100%は大変そう。ストーリーが良い感じ。

内容
雨が降り続き、人類は見捨てた都市が舞台。
都市にはロボットが取り残されているだけで、人はいない。雨が未だに降り続いて、氾濫している。

この都市には、人が見捨てた後に1人都市にやってきて、8つの基台を立ち上げて取り残されたロボットを救うという先導者の伝説がある。
取り残されたロボット達は、主人公が都市に来たのを見て先導者が来た、と言う。では主人公は何者か、なぜ雨が降り続け、人類は都市を捨てることになったのか。
ストーリーを進めていくと、そういった謎が徐々に明かされていく。

このストーリーがなかなか良い。どでかいツッコミどころはあるけど、まあそれも許せる。僕は許した。
ストーリーは、ステージの途中に過去のメールを見るという形で進んでいく。全部過去のことだから、過去にあったことを把握していく感じだ。

あとはロボット。ステージ途中にいるロボット達を起動して話を聞くことで、インプットされていた情報が判明していく。
メールは人目線で語られ、ロボットは伝説を語るというのがストーリーを面白くしている。

さて、肝心のゲームの部分だ。

主人公は光を操ることができる。Yボタンで周囲の光を集めることができて、Rボタンで光を飛ばして灯台を灯すことができる。あとは左右移動だけだ。

肝心なルールは3つ。
1つは、複数の光を飛ばす時は、灯台から更に次の灯台へ移動させることが出来る。
下の写真では、主人公が4つの光を持っている。これを4つの灯台に飛ばしていく。

灯台を灯すには光を1つ使う。残った光は次の灯台へ移動していき、全部の灯台が灯される。

さて、2つ目は、光を飛ばす時、必ず全部飛ばしてしまうこと。飛ばして灯台を灯すのに余った光は、一番最後の灯台に余分な光として留まる。
さっきの写真では4つの光で4か所の灯台だから余りは無かった。
もし灯台が3か所だったら、3つ目の灯台には1つ余分な光が留まることになる。

3つ目は、飛ばす光は主人公の周りにある光だけでなくて、灯台に余っている光も飛ばせる、ということ。どんなに遠い灯台でも大丈夫。

こんな感じで光を操って先を進む。
この世界は水が氾濫していて、最初はビルの8Fからスタートする。水は8Fまで到達している。

ステージの途中にある、太陽の碑に光を灯すと、水が少し引く。通れなかったところが通れるようになるのだ。
さらに、各階にある基台を起動すると、水が沢山引いて、下の階に行けるようになる。

こうやって、伝説の通り8つの基台を起動して、最後の目的地に行くのだ。

パズルは最初は全然簡単で、これってパズルになるの?って思うくらいだった。
でも、6Fくらいからちょっと悩んだり、オマケ要素の特定の灯台に光を灯すというのがクリア出来なかったりしてくる。
光を飛ばす時は全部飛んでしまうというルールが胆で、4個の光を2個と2個で分けて使いたい、というようなケースをどうするかが問題になってくる。
こういった光の分割や、手順前後することで光を節約したり、うまいことパズルになっている。

だけど、オマケを諦めればクリア出来ない程では無いし、手順が多すぎて難しいというより面倒くさい、というようなステージも無い。とても好感が持てる難易度設計だった。

途中からルールの追加があって、青い光が出てくる。
黄色い光は水の中だと消えちゃうけど、青い光は水の中でも大丈夫。更に、月の碑というのが出てきて、太陽の碑を灯すには黄色い光、月の碑を灯すには青い光で無いといけない。
このルールも良い感じだ。

最後はもう1つルールが追加される。大した話では無いけど、せっかくだから秘密にしておく。
このルール追加も面白かった。

ステージは8階からスタートして地下1階までの9フロア、それに少し難易度の高いオマケ1フロアの、合計10フロア。

オマケフロアも無茶な難易度設定はせずに、最後まで気持ちよくプレイさせてくれる。
一方で、達成率100%はなかなか大変そうで、僕は95%でクリア。達成率によって、開発中の設計画像を見れたりする。

僕は100%クリアの画像は見ていないけど、自信のある人はぜひチャレンジしてみて欲しい。

コスパ
480円で5時間以上プレイ。コスパとしては普通かな。
でも、面白かったです。

感想
これまで書いてきた通り、難易度設定がとても良い。
家で腰を据えてプレイするゲームじゃなくて、電車の中でちょっとプレイする、くらいの気軽に遊ぶゲームだ。

1ステージでだいたい5分くらい。
ステージの途中にセーブポイントも用意されているし、説明も分かりやすい。
パズル内容、ストーリー、プレイしやすさ、操作性、どれも及第点だ。
最初に主人公遅いと書いたけど、進めていったら気にならなくなったし。

安くて手ごたえのあるパズルゲームを探しているならToki Toriをお薦めするけど、安くて気軽なパズルゲームなら、このゲームは意外に良いです。

お薦めです。

こんな人におすすめ
・ライトなパズルゲームをやりたい人
・ライトなSFのストーリーを見てみたい人

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