【評価・感想】コンダクトトゥギャザー
こんにちは。蓮根です。
今回はコンダクトトゥギャザー。
このゲーム、発売された時から面白そう!と気になっていたもの。電車を題材にしたアクションパズルって楽しそうに見えますよね。これ以外でもMini Metroとか。
ただ、発売されるゲームは沢山あるし、人はすぐ忘れる動物なのです。すっかり忘れていたところにまさかのセールで100円の文字が!という訳で購入です。
このゲームがセールで100円になった経緯について思ったことを、下の記事で書いています。
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
だいぶ面白かった!難易度は高いけど、お気に入りです。
内容
電車を題材にしたアクションパズル。パズル要素は低めで、アクションゲームかな。
ステージクリア型で、時間内に決められた人数の乗客を駅に運べばクリアだ。
時間切れになってしまったり、電車が衝突してしまったら失敗。失敗してもすぐやり直せるので大丈夫。恐ろしいくらいすぐに電車が衝突するので、素早くやり直せるの大事です。
ステージには駅が沢山あって、電車も同時に沢山走る。駅は色が着いていて、乗客も色が着いている。乗客の色が目的地の駅の色だ。乗客と同じ色の駅に行けば乗客を運んだことになる。
電車には1種類の色の乗客しか乗れない。電車が駅に着いた時、乗客と同じ色の駅だったら乗客が降りて運んだ人数が増える。そして、新しい色の乗客が乗ってくる。乗客と違う色の駅に着いた場合も電車は駅で止まる。乗客は降りないけど、既に乗っている色のお客さんが駅に居る場合は更に乗ってくる。
電車は線路に沿って走るだけ。バックなんてなくて、決まった方向にまっすぐ進む。ただし、線路にはポイント切り替えがある。ポイントを切り替えてどちらの方向に進むかを変えることができる。
あと、電車は停止・進行を切り替えられる。衝突しそうなときに電車を停止してうまくやり過ごす。このゲームの重要な操作だ。
操作方法はJOY-CON操作とタッチ操作が可能。
タッチ操作から説明すると、電車をタッチすると停止・進行の切り替え。一度タッチすると停止して、もう一度タッチするまではずっと止まっている。そしてポイントをタッチするとポイントの切り替え。ポイントは必ず2方向しかないので、もう一方の方向へ切り替えられる。
JOY-CON操作は、電車とポイントがボタンに対応している。電車の数、ポイントの数によって違うけど、ポイントは左JOY-CONの上下左右に、電車はABXYLRボタンに割り当てられる。ボタンを押すとポイント切り替え、電車の停止・進行切り替えとなる。
ちなみに、ポイントに数字が割り振られているのは、複数人数でプレイした時にコミュニケーションを取りやすいようにという理由だ。
あと操作はもう1つ。ZL、ZRボタンを押すと、時間経過をスローにできる。次々と電車がやってきて、ポイントをどっちに切り替えればいいか、ぶつかりそうになっていて停止しなきゃいけないか、とか判断し切れない。そんなときにこれ、スローを利用する。
スローは時間ゲージがあって、スローを利用するとゲージが減る。ゲージが無くなるとスローは利用できないけど、数秒で回復するから大丈夫。ずっとスローにしっぱなしは出来ないくらいに考えればいいと思う。
スローモーション中は画面がちょっとブレているみたいになってJOY-CONも振動する。雰囲気あって楽しい。
ここまでの説明だと、ただ電車を決まった駅に向かわせればいいだけでしょ?電車はまっすぐ進むだけだからポイントを正しく切り替えればいいんじゃない、楽勝!とか思った人がいるかもしれない。
そんなに甘く無いんです。ここから先は、全力でこのゲームの難しさを伝えます。
まず最初の難しいところ。単純に電車が多いんですよ。電車同士の衝突を避けるだけで大変。
多いステージでは6つの電車が走ることになる。線路が交差している箇所もあるので、交差している箇所でぶつからないように注意が必要だ。
交差なんて無いステージでも平気でぶつかる。駅に到着した電車は当然だけど少しの間止まっているんですよ。車両間隔が狭いと、駅で止まっている電車に後続車両が突っ込んでくる。このゲームではよくある風景です。
車両間隔を適切に空けました、もう大丈夫ですか?というとダメなんです。ポイント切り替えがあるので、車両ごとに通るルートが違う。電車を止めるときもある。一度適切に車両間隔を空けてもちょっと経つとまたぶつかるようになってしまう。
更にこのゲーム、途中から車両が増えることがある。3両をうまく操作出来ている時に4両目が画面端から走ってきた時の絶望感と言ったら。
もちろん、ポイントの合流箇所も要注意。合流箇所での衝突も日常茶飯事だ。
次に、操作出来ない貨物列車の存在がある。
人を乗せる列車は全部操作可能。タップ操作で止める、進むを切り替えられるので、ぶつかりそうになったら止めればいい。ところが、貨物列車が走るステージがあるのだ。貨物列車は止めたり出来ないので、他の列車を操作して貨物列車にぶつからないようにしないといけない。貨物列車様が優先なのだ。
やっかいなことに貨物列車、駅に着くと止まってしまう。貨物列車が駅にいるので、その駅を目的地とした車両が駅に入れないなんて邪魔まである。そこに気を取られているうちに、他の場所で事故発生というのがこのゲームのあるあるだ。
そして最後に、車。
下の写真をよく見て欲しい。道路に車が走っている。
線路が道路を横切っているが、遮断機が無い上に車は一切注意を払わない。電車が来るかどうか関係なく、全力で走っている。なので、車が居たら避けるのは電車。電車が停止して、車が通り過ぎるのを待たなければならない。
これらの衝突の危険を、全部の車両相手に注意しつつ、きちんと乗客を決まった駅に運ぶ。どんなに困難なのか伝わっただろうか。
ツラそうな雰囲気ばかり伝わってしまったかもしれないけど、これがなかなか面白い。
ステージごとに、どういう風に列車が走って、どの色の乗客だったらどのポイントを動かすか、どういうルートで貨物列車が来てどうやり過ごすのが良いかを毎回考えることになる。
そして、それを上手く実行していく。詰まって1時間掛かったステージもあるけど、クリアタイムにこだわらなければ10分から20分くらいで終わるので、考えることとプレイすることを楽しんでいける。
考える楽しさはOverCookedに似ているかもしれない。ステージの特徴を見て、うまくいく方法を考える楽しさだ。
とても難易度は高いけど、いつの間にか夢中になってしまう良作アクションゲーム。
派手さは無いけどお薦めです。僕はやっていないけど、みんなでプレイしても楽しそうに思います。
コスパ
値段は1690円、スターは気にしないで全81ステージクリアまで15時間程度。
十分楽しんだと思います。
感想
慣れるまではくじけそうなくらい、難しかった。
でも慣れたら本当に癖になって、並行してプレイしていた他のゲームを差し置いて、ついついこればかりプレイしてしまいました。
アクションがすごく難しいので、それを克服するまでにしたことを2つ。
まず、最初はスローにするのを上手く使えなかった。なので、難しい面で詰まってしまいました。僕の場合は、ステージ毎にスローにするタイミングを決めておいたら上手くいくようになった。線路が交差している箇所に電車が来たときとか、乗客の色によって切り替えなきゃいけないポイントに電車が近づいたときとか。
そして操作方法。
最初は全部タッチ操作でやっていたんだけど、これも途中で変えてうまくいくようになった。
僕の場合はだけど、タッチ操作は基本的には電車のみ。左手だけJOY-CONを持って、ポイント切り替えとスローはJOY-CONで、電車操作は右手でタッチにした。これが上手く僕に合ったんだと思う。
さっきも書いた通り、OverCookedでステージ毎に対応方法を考えるみたいなのが1人プレイでも楽しめるというのが嬉しい。アクションは確かに難しいけど、スローを使いこなせば考える時間はあるので、何とかなると思う。
雰囲気はライトだけどしっかりしたアクションゲーム。
とてもお薦めです。
こんな人におすすめ
・状況に合わせた解決方法を考えることが好きな人
・四方八方に注意を向けられる自信がある人
・OverCooked楽しいけど他に何かないかなって思う人(たぶんですが)
将棋会館の記事読みました。 どうも、悪魔超人ですw