【評価感想】ザ・ビデオキッド
こんにちは。蓮根です。
今回は、ザ・ビデオキッド。
ゲームとしては微妙感出ているけど、発売された時から気になって、気になって、仕方が無かったゲーム。
このゲームが気になっちゃう辺りが、こんなサイトをやっちゃう理由なんだろうなあ、と思っています。
このゲーム、説明文からちょっとイカしている。
久々の説明文から抜粋。
”『ザ・ビデオキッド』は古典的名作の伝統を受け継いだ、80年代レトロゲーム魂を持つアーケードゲームです。主人公ビデオキッドを操作して家の玄関先に設置されたポストにビデオをうまく投げ込むことができれば報酬を得ることができます。”
はい、レトロゲーム魂ときました。色々な意味で大好物な感じ。
早速、プレイ。
評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)
だいたい思ったレベル。遊べますよ、これ。
でもコスパがちょっと、なのでD評価。評価は甘くないんだぜ。
内容
ストーリーは公式の説明が超詳しいので恐縮ですが、簡単に説明すると。
時代は80年代。
主人公は、海賊ビデオ配達人だ。
公園で待つ、恋人のジェシカのところに、スケボーで配達をしつつ行きつくというゲームだ。
これだけじゃ何のことか分からないので、もう少し具体的に内容を説明していこう。
ゲームは自動スクロールのアクションゲーム。
主人公が出来ることは、左右の操作でレーン移動。レーンは3レーンあって、キーを押したらスッとすぐに移動する。
あとはボタンで、ビデオを投げる、ジャンプ。
ビデオは必ず画面左側に投げるようになっている。つまり、ポストは左側にしか無い。
スクロールスピードは一定で、前面から来る障害物を攻撃する手段は無いので、避けるだけ。
障害物に当たると、一撃でゲームオーバー。
ビデオは、黄色っぽいポストに入れれば配達したことになる。
ただ、配達しなくても罰則があるわけじゃないので、そこまで気にしなくても大丈夫だ。
ビデオは配達以外にも使えて、色々なものを壊すと点数になる。
例えば、ガラスを割れば10点とか、ゴミ箱を倒せば50点とか。
つまり、投げまくれば問題ない。他にも、インベーダーがいたりするのでビデオを投げて倒したり出来る。
そう、このゲームはルールだけ言うと避けるだけのゲームになってしまう。
それよりも、80年代をネタにした色々な障害物を楽しめというコンセプトだ、と思う。
分かりやすいものだと、マイケル・ジャクソンとか。ちゃんとマイケルっぽく、くるっと回る。
インディ・ジョーンズとか。
ETとか。自転車で空飛んでいく。
さて、非常にシンプルなこのゲーム、難易度はというと結構難しい。
最初やった時は、序盤ですぐ死ぬし、ちょっと慣れても40%くらいを越えられないし、進むようになると90%の壁にぶち当たる。
何が大変って、とにかく覚えゲーなところ。
初見では敵の攻撃方法がわからないので、行きついて、覚えて、試してみて、の繰り返しだ。
僕の場合、一番最初の壁は下水道。
この写真のワニはそんなでもなかったけど、地下鉄に苦労した。
障害物の場所、順番はランダム。
なので、場所を覚えていくというよりも、この敵の場合はこう避ける、というのを覚えていって、出てきたら即対応、という感じだ。
1つ1つはそこまで厳しい訳じゃないんだけど、1ミスでアウトなので最後までミスなく行きつくのは大変だ。
そして最後の難関、90%前後で出てくる敵はなかなかの厳しさだった。
詳しくは書かないので、気になった人は是非プレイしてみて欲しい。
クリアした時の画面は、Facebookでシェアして!っていうくらいだから、ここで上げて問題ないだろう。
こんな感じだ。レトロゲームの魂を感じる。
言い忘れていたけど、一応貯めたお金で買い物もできる。
主人公の見た目を買えたり、スケボーのトリックを購入できる。
見た目は興味なかったので購入せず。
トリックは全部買ったけど、よくわからなかった。連続ジャンプすると、トリックがきまるっぽいんだけど、トリックを買うと変わるのかが確認できなかった。
コスパ
500円で、クリアまで3時間以上。5時間未満。
クリアして、もう一度プレイする動機がまったくないので、コスパはちょっと悪め。
感想
どの古典的名作の、伝統を受け継いだのかはわからなかった。メトロクロスあたりかな?
値段を考えれば酷評されるほどではなく、ハマれば十分楽しめる。クリアするまでは集中してプレイできた。
数時間だけだけど、小ネタは効いているし、ちょっと難しめではあるけど理不尽さが無いのが良いところだ。
ゲームの操作性は悪くないんだけど、リプレイがすぐに出来ないのが唯一気になったところ。
死にゲーなんだからすぐリプレイさせてくれればいいのに、今回進んだ距離を表示するアクションがキャンセル出来ない。
それ以外は気軽な覚えゲーと割り切れば十分。
僕自身はなんのネタか分からないものが多かったけど、80年代ネタは満載っぽい。それを楽しめる人は是非。
こんな人におすすめ
・80年代ネタに目がない人
・ちょっとだけ歯ごたえあるけど、難しすぎず、イラつかない死にゲーをやりたい人