【評価・感想】Lines XL

こんにちは。蓮根です。

今回はLines XL。
300円と格安のパズルゲーム。これ、発売時に100円セールになっていたので購入。正直あまり期待していなかったのですが、いい意味で期待を裏切られることも有り得るので、チャレンジ！です。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

そして、チャレンジは失敗です。安いからいいか。

内容

ルールは全く説明が無いですが、想像した通りのルールです。

１．ステージの同じ数字同士を線で繋ぎます
２．ステージのすべてのマス（グリッド、つまり点の部分）を埋めます

この2つを満たせばステージクリアです。
例えば、最序盤のこんなステージ。1から3の数字があるので、1同士、2同士といったように線を引きます。

1の線が2や3の邪魔になってはいけないので、大外を通るように線を引きます。

この状態を見れば、2も同じですね。3の邪魔にならないように外を通していきます。

あとは、3が残りの升目を埋めるように、くねくねっと引けばクリア。

ちなみに操作はスティック操作でも出来るけど、タッチ操作が楽。ただし、数字同士を繋げてしまった線を引き直したい時が、線を消すしか出来ないのでちょっと面倒。繋げた片方を少し戻して、ということが出来ればよかったです。
同じような操作感のピクセルラインDXと比べると、そういった細かいところで差を感じてしまいます。

さて、このゲームは全部の升目が埋まって数字同士を結べばクリアで、それ以外の条件が無いです。ので、クリア方法は沢山あります。

例えば下のようにしてもクリアです。

同じステージを、下のようにしてもクリア。

どうでもいいんじゃない？と思うかもしれませんが、あまり考えなくてもステージが作れることになってしまいます。
そしてこのゲーム、全然考えてないんじゃない？ランダムで生成したの？と思うようなステージが量産されています。なんかさっき見たことあるんじゃないと思うような、ただの作業と思えるようなステージが続いてがっかりしました。

例えば下のステージ。本当に、升目を埋める作業というだけだと思っています。

ステージは全部で500ステージ。沢山あります。
200面まで遊びましたが、数ステージを除いて3分以内にはクリア出来ています。ほとんど見た印象で指を動かし続けてクリアできる感じです。

上手くいかない場合は、線を引いていっても1マス塗り切れないというようになってしまいます。
その場合は、線の通る道を入れ替えてみることになります。これも、事前に考えてそうするというのは難しくて、Try&Errorでやることになります。

入れ替えた引き方を考えることはありますが、パズルとして考えることがちょっと少ないかなという印象。
ボリュームはスゴイのですが、ステージの質、ルールの質というところでちょっと残念でした。

最後に少しだけ擁護すると、考えて作られたステージもあります。下のステージは引き方が面白かった。

コスパ

299円で何時間遊んだんだろう。1問平均1.5分で200問と考えると5時間。
100問楽しめれば納得できる値段ですが、僕は100問クリアの時点では終わりにしたくて仕方なかったです。

感想

止め時がわかりませんでしたが、100問行く前に終わりにしたい気分でした。

本当に、見た瞬間にクリア方法がわかるというか、ただの作業というようなステージが多いんですよ。数字は8まであっても、半分くらいは隣り合っていたり、すぐ近くにあって、繋ぐ選択肢が1つしか無いような。残りの線も交差することを考える必要も無いような。

そんなステージをとにかく画面を埋めるべく線を引き続けているみたいになって、何のためにやっているんだろうと思ってしまいました。ゲームになっていないとは思いませんが、パズルゲームを遊んでいる気分ではなかったかな。

200問目くらいになると、ちょっと悩むステージも出てきます。分断された箇所を通れるマスが1つしかなくて、どの数字を通すか、といったようになります。
ただ、それも面白いかと言われるとちょっと微妙。何が微妙かというと、1マス余って違う繋ぎ方をしないといけないのが、繋いでみないとわからないこと。あくまで、やってみてからダメなことがわかるので、納得感ないんですよね。

そして新しいつなぎ方が上手くいくかも、やってみないと分からない。新しいつなぎ方を考えるのは出来るんだけど、上手く行く方法を考えた感じがしない、という。

値段は少し高めですが、ルールの出来、ステージの出来、クリアするモチベーション、すべてピクセルラインDXの方が上だったので、こういった線を繋ぐパズルを遊びたいなら、そっちをお薦めします。

インディーズソフト捜索隊