【評価・感想】Dungeon Warfare

こんにちは。蓮根です。

今回はDungeon Warfare。

前からタワーディフェンスゲームと知って気になっていたんだけど、何となく画面暗そうだしなあ、と避けてしまっていたゲーム。Twitterでの高評価を見て、やっとプレイしてみました。

評価マーク(ランク順 S/A/B/C/D/E)

S評価
何でもっと早くプレイしなかったのか、後悔しています。今年プレイした中で1番のゲームになりそうな予感です。

内容

王道タワーディフェンスゲーム。

主人公はダンジョンを守る王。魔物の王なのかな?ダンジョンに侵入する冒険者どもを殲滅して、ダンジョンにある次元門に侵入させないことが目的です。ダンジョンの入り口から冒険者は大量にやってきます。本当に大量。通路がぎゅうぎゅうになって、満足に冒険者が通れないくらいです。

それじゃあ、どうやって冒険者を撃退するかというと、罠を仕掛けて冒険者を倒していきます。

罠を設置するにはお金が必要。お金は冒険者を倒せば手に入ります。お金はステージ毎に初期値があり、持ち越されることは無いので、どんどん使っちゃって大丈夫。

罠の設置はいつでも可能。敵の進軍に合わせて罠を設置なんてことも大丈夫。

最初から使える罠は2種類あります。

罠は特定のステージをクリアすると解放されて、最終的には18種類。その中には、床からギロチンが出てきたり壁から炎を噴出するような直接ダメージを与える罠だけじゃなくて、敵を押し出すプッシュ・トラップや道を塞ぐバリケードなんてものもあります。こういった罠も戦略上重要になります。

罠はレベルアップも可能。ジェムを利用して罠をレベルアップできます。レベルアップした効果は罠によって違うけど、クールダウンタイムが減少したり威力が増したり。このゲームの良いところは、ステージ開始前に自由に罠のレベルを上げ下げできるところ。次のステージで使う罠を決めて、他の罠のレベルを下げて特定の罠のレベルにつぎ込むなんてことが可能。ステージ開始前から戦闘は始まっています。

罠のレベルを上げるともう1つ、効果があります。レベル5で罠のティア2が、レベル10でティア3が、レベル15でティア4が解放されます。このティア2とかっていうのが、罠のグレードアップ。設置した罠の性能を上げるって感じです。

ティア2、3でも十分違うんですが、ティア4は文字通り性能が違います。例えば初期から使えるダート・トラップ。これは最初から使える罠の1つで、壁に設置すると正面に針を飛ばすという罠です。ティア2、3ではクールタイムが短くなるという効果だったのですが、ティア4では敵をノックバックする効果が付与されます。これが急に強い。ティア4のダート・トラップ1つで敵の集団を抑え込めるくらい強いです。
他のトラップも同じように急激な変化があります。ギロチン罠は周りに針を射出するようになるし、敵を遅くするだけだった罠もティア4になるとダメージを与えるようになります。
ただし、1種類の罠でティア4に出来るのは1つだけ。これがとても良いバランスになっています。

あともう1つ。消費トラップというものがあります。
これは1種類だけ設定できて、設置するにはお金はいらずに、一定時間経過すると設置できるという罠。最初は1種類だけしか利用できませんが、最終的には8種類まで解放されます。

これも色々種類があって、ダメージを与えるだけの罠から、敵を足止めできる魔物を発生させる、扉やバリケードを修復する、クールタイム中の罠を利用可能にする、なんてものもあります。

こういった様々な要素を組み合わせて、ステージ攻略の戦略を考える。これがこのゲームの醍醐味です。
簡単にゲームの流れを説明すると、まずは次に戦うステージを決めます。ステージ選択の時点でステージの形は確認できるので安心です。

次にどの罠を使うか、消費トラップを使うかを考えて、レベルを設定します。罠は最大18種類まで使えるようになりますが、1ステージで使える罠は9種類まで。取捨選択が必要です。

罠は組み合わせで相乗効果が狙えるものもあります。更に罠と消費トラップも上手く組み合わせると効果絶大。クリアする方法は沢山ありますが、自分なりの罠の組み合わせを考えるのがこのゲームの魅力です。

そしてステージスタート。ステージ開始時はまだ敵は現れておらず、罠の初期設置を出来ます。ここでこのステージで利用する罠を選択肢、所持金の範囲内で最初の罠を設置しておきます。

敵はウェーブ単位で攻撃してきます。敵の出現箇所となる入り口が複数個所あるステージもありますが、次のウェーブでの敵の進行ルートが表示されるので、どこに罠を仕掛ければいいか判断できるのが親切なところ。もしバリケードを設置した場合、進行ルートも変更されて表示されます。

準備が出来たらステージ開始。ウェーブ1が開始して、冒険者がダンジョンに侵入してきます。

敵を倒すと所持金が増えるので、必要に応じて罠を追加で設置したり、罠のティアを上げたりします。時間の進行を2倍、4倍に出来ますし、考えたい時や沢山の罠を設置したい時は敵の動きをストップすることも出来ます。

もし罠があるゾーンを抜けられてマズイって時は、罠を現金化するということも出来ます。前線の罠を現金化して、緊急事態に対処する為に急遽罠を設置、なんてことも必要になります。大抵はその後の敵に対処しきれないのですが、これで上手くいくと嬉しいところ。

最終ウェーブまで敵の進行を防ぎきれば、ステージクリア。条件によってジェムを貰えて、貰ったジェムで罠のレベルアップが出来るようになります。

基本はこの繰り返し。

ステージ開始にはルーンと呼ばれる制約を付けることができます。このルーンを有効にすることで、もらえる経験値が増えます。例えば、最初に使える「血」というルーンでは初期ライフが1になる代わりに貰える経験値が1.35倍になる、といった感じです。ルーンも進めると解放されていきます。
業績の中で、ルーン6つを設定して全ステージをクリアというものがあるし、貰える経験値も増えるので、出来るだけ設定して進めると楽になります。特に、「トリニティ」というトラップを3個だけしか使えなくなるルーンを設定すると、どのトラップで行くかと考える楽しみが増してお薦め。

最終ステージにはボスが居て、倒せばクリアになります。

やり込み要素としては3つかな。
1つは隠しステージがあります。出し方は僕は気付かなくて調べちゃいました。
2つ目は、業績。特定の条件を満たすというものが34個あります。

3つ目は、「無限」というルーン。これを設定すると、無限モードという、永遠にウェーブが続くのでどこまでいけるかというモードで遊べます。通常のモードと無限モードでは経験値の記録も別になるので、無限モードで長く続けられれば通常モード分とは別に経験値も貰えちゃいます。

普通に遊んでもお腹いっぱいですが、やり込み要素までやったらスゴイです。
タワーディフェンスゲーム好きですが、その中でも特に好きになったこのゲーム、お薦めです。

コスパ

クリアまでは10時間くらいだったかな、たぶん。
ルーン6個以上設定して全ステージクリアの業績を解放して、無限モードもちょっと遊んで40時間以上プレイ。
値段は990円。僕にとってはコスパ最強でした。

感想

本当に面白いです。

最近タワーディフェンスゲームっていうと、にゃんこ大戦争みたいな横から見た、ユニットを選ぶと歩いていく系のが多いですよね。あれも面白いんだけど、罠を設置する場所を考えたりと戦略的な要素が多い、こういった元祖タワーディフェンスゲームの方が好きです。

その中でも、このゲームは面白かったです。何と言っても、恐ろしいくらいの冒険者の大群がやってくるのを罠で殲滅する楽しさ。上手く罠がハマって、大量の冒険者が通路1か所で消えていったり、上手く敵の進路を誘導して結局殲滅したりするのは最高です。

やっぱり敵を殲滅する仕組みを考えるのが楽しいんだけど、トリニティを使うと3種類しか罠が使えないので厳しいんですよ。ティア4の罠を3つしか設置できないのは大変。
3種類の罠で、色々な敵の種類が居ても全部対処できるような仕組みを考える、これが楽しい。
自分の中でメインになるパターンは考えるんですが、ステージに依ってはその罠ではダメなケースがあって、それじゃあどうするかというのを考えるのが、また楽しい。

そこまでやり込まなくても、普通にクリアするまでで手応えも十分、ボリュームも十分です。

タワーディフェンスゲーム初心者にも、これがタワーディフェンスゲームと自信を持って言える内容だと思いますし、もし難しい場合には少し簡単になるルーン「そよ風」があるので、クリア出来ないステージだけそよ風を設定する、なんていうことも出来ます。

無限モードは、もしネットランキングがあったら、更に30時間くらいは遊んでいたと思います。

唯一不安は、今回の文章でこのゲームの楽しさを伝えられたかだけです。
とにかく大好きで楽しいと思っているゲーム。お薦めです。

こんな人におすすめ
・タワーディフェンスゲームが好きな人、興味ある人
・考えるゲーム、戦略的なゲームが好きな人

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